インテルは10日のセリエA第24節で、キエーヴォにホームで3−1と勝利した。チャンピオンズリーグ出場権を得られる3位まで、これで勝ち点1差だ。アンドレア・ストラマッチョーニ監督は白星を喜び、チームに賛辞を送っている。だが、序盤への苦言も呈した。

「前半はセットプレーであまり集中しておらず、何度か驚かされてしまった。後半はとても注意深くなったけどね。キエーヴォのチャンスはなかったんじゃないか。今日は、我々が死んでなどいないというシグナルを見ることができた。出場した選手たちは、この間に我々がいかに怒りをため込んでいたかを見せてくれたね。ピッチで怒りを示し、好ましいパフォーマンスをしてくれた。少し前からできていなかったことだ。妥当な勝利だったね」

「(エステバン・)カンビアッソが自由にペナルティーエリアへ飛び込めるようにしたかった。今夜はそれが見られたね。(ワルテル・)ガルガノは長友(佑都)と(アントニオ・)カッサーノのコンビに安定感を与えなければいけなかった。その実験も成功だ。(ロドリゴ・)パラシオとカッサーノ、(ディエゴ・)ミリートの前線は、素晴らしいクオリティーをもたらしてくれる。ただ、彼らは犠牲も払ってくれた。素晴らしい人たちで、素晴らしいカンピオーネたちだ。それを示してくれた」

「(デヤン・)スタンコビッチも同じだよ。彼はファイターなんだ。チームスピリットを欠いたことはない。今日はインテルらしい日だったね。我々は自分たちがインテルであることを示している」

復帰戦でゴールを決め、サン・シーロの観客から長く拍手を送られたミリートは、次のように語った。

「勝利に満足している。個人的には、1カ月ぶりに復帰できたこともうれしい。外にいるのはつらかったよ。重要な勝利だね。順位の上で大切な勝ち点3だ。僕らはこれを続けなければいけない。この道を追っていくべきなんだ。ゆっくりと前進しなければならない。今夜の僕らはインテルにふさわしい試合をした。自分たちが望んでいた試合をしたよ」

「僕の将来? 僕はミラノでとてもうまくやっている。すごく幸せだ。サポーターたちに感謝しなければいけない。2014年までの契約を全うするつもりだよ。それから様子を見よう。サッカーでは何があるか、決して分からないものだ。クラブの考えにもよるしね」