韓国広報専門家で誠信女子大教養教育院ソ・ギョンドク教授が17日から、韓国民謡である「アリラン」を世界に広報する映像を新大久保で放映することを明らかにした。複数の韓国メディアが報じた。

 ソ教授は8月、韓国人歌手キム・ジャンフンとともに、水泳リレーによる竹島上陸を計画し、実行した。また、竹島(韓国名:独島)や日本海(韓国名:東海)広告などを世界の主要新聞に掲載し、慰安婦ポスターは東京を含む主要30都市に3000枚掲示したことがある。

 韓国メディアは、「東京の中心部にアリラン広告掲載」「東京の繁華街に“アリラン”広告上映」などと題し、俳優チャ・インピョとソ・ギョンドク教授が、日本の東京の中心部に私たちの民謡「アリラン」が鳴り響くと伝えた。

 今回の広告は30秒の長さで、東京・新大久保駅近くのK−PLAZAの大型電光掲示板に、17日から1日50回、1カ月間で1500回上映される予定。「DO YOU HEAR?(聞こえますか?)」と題した広告は、電光掲示板の音響を使い、アリランを直接聞かせることができるのが特徴だという。

 広告を企画したソ教授は、「中国が最近、アリランを中国無形文化遺産に登載するなど、自国の文化への編入を開始した。これに対抗し、私たちの音楽である“アリラン”を守りつつ、世界の人々に広く知ってもらおうと広告を制作した」と明らかにした。

 また、ソ教授は「今回の広告の最大の特徴は、各界の著名人の方々が自発的に多く参加した。チャ・インピョ、アン・ソンギ、パク・チャンホなどが無料で広告に出演して、韓国の代表的な曲“アリラン”を世界に広報しようと意気投合した」と付け加えた。

 一方、チャ・インピョは「最近、K−POPが世界各地に広まっているが、私たちの伝統音楽のアリランを一緒に広く知らしめれば、わが国の文化のイメージをさらに上昇させるのに役立つと思い、参加した」と述べた。

 英国ロンドンのピカデリーサーカス広場でも同じ映像を上映したソ教授は、屋外の電光掲示板だけでなく、YouTubeとTwitterなどのSNSを介しても伝えた。

 これまで米国ニューヨークのタイムズスクエアで、竹島や日本海、ビビンバ、アリランなどをテーマに、6回も広告を掲載したソ教授は、これらのコンテンツを集めて、来年にもタイムズスクエアに「大韓民国専用広告看板」を建設する計画だという。(編集担当:李信恵・山口幸治)