「今がまさに、反橋下蜂起の最後のチャンス。あの人のことやから、他にもスキャンダルがあるはず。同志をネット上で募りたいぐらいの気持ちですわ」(大阪市役所労組関係者)
 「過去のことを今さらという見方はわかる。ただ、今までのコトを思えば、ここで大きな声を上げないと悔いが残る」(西成区の職員)
 「上司として職場では批判できない。ただ、人間としては最低。徹底的に批判しますよ」(大阪市職員)
 こんな物騒な声が続出しているのは、ほかならぬ大阪市。ご存じの通り、週刊文春で橋下徹大阪市長の「コスプレ不倫」が報じられるや、市庁舎内は大荒れで、職員間に“橋下バッシング”が蔓延しているのだ。

 もともと、この騒動は橋下氏がタレント活動をしていた'06年時に交際していた北新地のホステスが、その“性癖”を暴露したのが発端。OL服やスッチーのコスプレをさせた赤裸々なラブホセックスの中身が告発され、これに今まで煮え湯を飲まされてきた反橋下系の職員らが、大注目しているのである。大阪市のベテラン職員が言う。
 「5月にはタトゥーを入れた職員に対し、『分限(免職)もあり得る』などと聖人君子面で話していた市長が、コスプレ不倫。しかも派手な美人ホステス相手にナマでセックスしていたという。この公序良俗に反する行いに、職員らの不満が一気に爆発しているのです」

 ただし、恐ろしいのは、その先だ。実は、市庁舎内には「橋下排除」の声もあり、さらなる醜聞探しに奔走する者も出始めている。中でも注目されているのは「祇園の女」の存在で、今では市の幹部連中らがこのスキャンダルを、「躍起になって追っている」(地元紙記者)のだ。
 市役所関係者がこう話す。
 「今回明るみに出たスキャダルの舞台は、弁護士時代からのホームグラウンドだった北新地で、やしきたかじんともよく飲んでいた。だが、橋下市長は当時からクライアントの会社幹部らと祇園にも出入りしており、『祇園の芸妓に夢中になって数年前には子供までもうけた』との話が、今年に入って出回っていた。これに、橋下排除を狙う職員らが躍起になっているのです」

 にわかには信じがたい話だが、こうした噂が今年の春から出回っていたのは事実。しかも、本誌の取材によれば、この話には驚くべき続きがあるというのだ。
 「当時、大阪府知事だった橋下市長は大阪都構想を模索し、飛ぶ鳥を落とす勢いだった。そのため、中央政界の議員と会食することも多く、石原慎太郎都知事や民主党を離党した小沢一郎元代表などの大物政治家と密会した際に、ついた芸妓にハマってしまったといわれているのです」(府庁関係者)