チャンピオンズリーグのインテル戦でFWサミュエル・エトーにあっさり抜かれ、FWゴラン・パンデフのゴールを見守ることになったバイエルン・ミュンヘンDFブレノを覚えているだろうか? 彼の災難はピッチの外でも――むしろピッチの外で――続いている。同選手は放火の罪で正式に起訴されたのだ。

ミュンヘン検察は捜査の末に、ブレノが昨年9月、意図的に自宅に火をつけたと判断した。ブレノは有罪となった場合、15年の禁固刑に処される可能性もある。さらに、家の修繕費100万ユーロ(約1億600万円)と、近隣のガレージの修繕費5000ユーロ(約53万円)も賠償しなければいけない。

22歳のブレノは事件当時、12日間拘留され、その後保釈されていた。同選手は18歳のときにバイエルンに加入。だが、レギュラーポジションを得ることができなかった。火災の当時、ブレノは負傷により戦列を離脱していた。事件当時に家族は不在。検察は、ブレノがアルコールを摂取してから、ライターで家に火をつけたと主張している。