ロッテ酒類は9日、今年前半期に日本に輸出した微炭酸タイプの缶入りマッコリ「ソウルマッコリ」が100万4779箱(8.4リットル基準)であることを明らかにした。この輸出量は今年の目標値である60万箱を40%以上も超過したという。複数の韓国メディアが報じた。

 「ソウルマッコリ」は、サントリー酒類、韓国マッコリ市場最大手のソウル濁酒製造協会の子会社である傘下のソウル長寿と、ロッテ酒類が共同で開発した日本オリジナルの商品。

 韓国メディアは、350ミリリットル缶を基準とすれば2400万個を越える量に相当し、日本人の成人の5人に1人は「ソウルマッコリ」を1缶ずつ飲んだことになると伝えた。

 ソウル長寿とロッテ酒類は、去年の初めに「マッコリ日本輸出」関連協約を結び、韓国マッコリの輸出を準備してきた。 以後、6カ月以上にわたって日本の消費者調査および製品テストを経て、長期流通が可能な殺菌炭酸マッコリを開発し、昨年の11月初めから輸出を開始。

 ロッテ種類関係者は「ロッテ酒類の輸出ノウハウと、生マッコリの味を作り出すソウル濁酒製造協会の長期保存特許技術、そして現地の特性に合わせた商品開発、韓流スターによるマーケティングなどが相互に複合的な作用をした。そのため輸出開始から6カ月で年間目標を飛び越える実績になった」と話した。

 両社は7〜8月の注文量も30万箱以上になると予想し、既存製品のマーケティング活動のほか、多様な商品開発など現地市場の攻略を加速させる計画だという。(編集担当:李信恵・山口幸治)



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