中国網日本語版(チャイナネット)がこのほど、「日本企業の8つの不思議」と題する記事を掲載した。以下は同記事より。

 5.コーヒー依存症

 日本の会社員が会社でもっとも消費するものは、タバコとコーヒーだ。タバコに関しては、喫煙室に行かなければならず、また「喫煙は健康を害する」といった注意があるため、多くの日本人がタバコを吸わないようになった。

 しかし、コーヒーは違う。依存性はあるものの、癌になるといった話はないため、多くの会社員が好んでコーヒーを飲んでいる。各会社にはコーヒーの自動販売機が設置されており、一日5―6杯飲む会社員も珍しくない。

 6.七三分けとスーツ

 初めて日本で髪を切りに行った時、美容師さんが「ビジネスマンカット」にするかと聞いてきた。初めは何を言っているか理解できなかったが、美容師さんは私の頭の上で、3:7で分けるしぐさを見せてくれた。

 後になって分かったが、日本の会社員は左が3、右が7というように決まった髪型をしている。いちいち詳細に調べたことはないが、見た目はまさに3:7となっている。

 日本人の典型的なイメージは目を閉じればすぐに想像できる。四季を問わずスーツを着用している。白いシャツに黒い革靴、落ち着いた色のネクタイとスーツ。これこそが日本のホワイトカラーの典型的なイメージである。これにプラスして、先ほど述べた七三分けだ。

 7.飲み会の集まり

 日本の会社員は頻繁に飲み会を開く。飲み会の理由は誰々の退職や新人歓迎などである。ここにもこだわりがある。詳しく観察して分かったことは、個人が好き勝手に集まって飲んでいるのではなく、組織の一体感を高めるために飲み会を開いているのだ。通常、水曜日ごろになると、幹事が他の社員に対し、「週末に誰々のために、どこどこで飲み会を開く」とメールで通知する。通知には地図が添付してあるのが普通である。表面的には、自主参加に見えるが、実際、参加しなければ浮いた存在としてみられる。このため、週末の飲食店は人でいっぱいなのだ。

 8.隠れたルールに慣れている

 私は一度、仲の良い日本人社員に聞いたことがある。「毎日、何回もおじぎをして疲れないか?」その社員はびっくりした様子で「そんなにおじぎしているかな?なんとも思ってなかった」と言った。確かに何回もおじぎしているのだが、すでに習慣となっており、多くの日本人がなんとも思わなくなっている。

 日本の会社は、外国人からするとルールが多い。身のこなしのルールについて上で述べたが、それは日本企業に存在するルールの一部にすぎない。不思議な事は、日本の社員がまったくそれを窮屈に思っていないことであり、逆にルールを楽しんでいるようにも見える。日本の会社員の体内には「ルール」に関するコンピューターが内蔵されており、どのように行動し、どのような話し方をするかを自然にアウトプットできるようになっているに違いない。(おわり 編集担当:米原裕子)



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