中国網日本語版(チャイナネット)は6日、「外交の方向性を見失った日本」と報じた。

 年初の「トヨタリコール事件」によって日本は欧米から「方向性を見失った国」「“向かうところ敵なし”から“経済停滞”へと変わった典型」と見られている。「方向性を見失った国」はとりわけ外交面の方向性を見失い、ロシア人は日本の外交を「四面楚歌」の状態におちいっているとまで形容している。

 戦後の日本は米国から軍事面の保護や経済的支援を得たものの、外交については「主体的な外交」を展開せず、なんとか冷戦をやり過ごした。結果として、米国との普天間基地問題や中国やロシア、韓国などとの「領有権争い」の処理において、その外交パフォーマンスは国内外から「方向性を見失っている」「袋小路に入り込んだ」と批判された。

 いったい、日本は米国を選択するのか、それともアジアに戻るのか?日本国民は「悲情主義者」となるのか、それとも「強国意識」を持つのか?もし自分自身と世界に対してひとつの答えを示さなかったら、現在「方向性を見失っている」日本、あるいは始終自分のポジションを見つけられずにいる日本が、隣国や世界と付き合ってゆく道を探し出すことはできないだろう。(編集担当:米原裕子)



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