中央大学のエースとして活躍し、2010年のドラフト会議では巨人から単独一位指名を受け、涙を流して喜んだ澤村拓一。10日、テレビ朝日「報道ステーション」では、最速157キロを誇る巨人期待の右腕に行ったインタビューの模様が放送された。

「電車降りるときに頭がぶつかるくらいですかね」。自身の身長について訊かれた澤村は、そうおどけてみせたが、巨人の話題になると「初めてプロ野球を母と観に行ったのも、東京ドームのジャイアンツ戦でしたし、高橋由伸さんだとか上原さんが、ものすごく好きでした。実際、上原さんも高橋さんも自分と誕生日が一緒なので。運命かどうかは分からないですけど」と語り、巨人愛を全面的にアピールする。

また、「4年間、一生懸命やって芽が出なかったら、普通に就職して野球から離れようと思っていた」という覚悟を明かした澤村。ドラフトで涙したシーンは「何もないゼロの状態からはじまって、真っ白のキャンバスに何かを描くようにやってきたので、指名して頂ける選手になったっていうのは、色んなことがフラッシュバックして、ものすごく、こみ上げてくるものがありましたね」といい、「僕の場合は、大学4年間で、彼ら(楽天・田中ら同年代)と同じような時間を過ごしたと思っているので、下を向かずに諦めないでずっとやってきた。この4年間を思い出して、無駄にしないためにも負けないように頑張っていきたい」と意気込んだ。