ネコと正しくいちゃいちゃするための作法
ネコとゴロゴロいちゃいちゃする“ペッティングタイム”はネコ好きの心を癒してくれるものですが、多忙な時にはついつい愛猫をおろそかにしてしまうこともあるのではないでしょうか？「最近かまってあげてないな……」と気付いた時には手遅れで、ふてくされたネコにとんでもないイタズラを仕掛けられたという苦い経験の持ち主も多いかもしれません。
最近ネコを飼い始めたという人にとって参考になるのはもちろん、長年ネコと暮らしている人ももう一度確認してみたい、「正しいネコのかまいかた」の作法を紹介します。
1：ペッティングタイムはネコ主導で始まります。
飼い主がなでなでしたいと思ったときがなでどきなのではなく、ネコがなでなでされたい時がなでどきなのです。
無視してもしつこく「かまって」と言ってきたときには、あきらめてペッティングタイムに突入するのが賢い選択。仕事などで手が離せない時でも、すり寄ってきてすぐに素直にかまってあげた方が結果的には仕事を中断される時間が短くて済むという場合も多々あります。
2：図のように腰がひけていて手先だけで頭をなでるようななで方は間違いです。推奨されません。
これもまた何か間違っています。
3：ネコがノドを鳴らしたら合格点。あなたになかなかのペッティング力があるという証拠です。
ネコが眠り込んでしまったら、すばらしいペッティングの腕の持ち主と言えるでしょう。
ネコが耳を後ろに反らしてじっと見つめていたら、不合格。あなたのペッティングにはまだまだ大幅に改善の余地があるということです。修練を積みましょう。
4：ネコがおなかを見せたら、「さすってよし」というサインです。
魅惑の「おなかさすり」の機会をみすみす逃すのはとても愚かな行為です。「おなかさすり」は、天使の髪と戯れるかのような至福の経験であると言われています。
ただし、おなかを見せたネコが「おなかさすって」と誘っているわけではなく、ツメと歯と苦痛に満ちたわなであなたをとらえようと狙っている場合もあるので注意が必要です。
ではどうやって「さすってモード」とわなを見分ければよいのでしょうか？それにはネコの目を見ることが鍵となります。
そもそもかんだりひっかいたりするのはネコの愛情表現の一種。ひどい仕打ちを受ければ受けるほどネコに愛されているということなので、愛の痛みに耐えましょう。
5：一度始めたペッティング・セッションは、ネコが満足するまでとことんやり遂げましょう。途中で放棄してはいけません。
ペッティングセッションが中断された場合には、ネコは不足分の時間を後で取り返そうとしてきます。夜中に「かまって」と起こされたくなければ、昼間に心ゆくまでなでなでしてあげることです。
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