トム・クルーズとニコール・キッドマンが結婚していた時期に迎えた養子で、現在はトムとともに暮らしているコナー・アンソニー・キッドマン・クルーズ君(14)は、2008年にウィル・スミス主演の映画でスクリーン・デビューを果たしている。そして今、少年ゲリラ映画のリメイク版に出演することが決定したようだが…。

コナー君が次なる作品に選んだのは、パトリック・スウェイジ主演により1984年に公開された少年ゲリラ映画、『Red Dawn/若き勇者たち』のリメイク版。

コナー君が選んだというより、未成年であることから親のトムが選んだと言っても過言ではあるまい。オリジナルの『Red Dawn』で俳優ダーレン・ダルトンが19歳で演じた少年ゲリラの役に、コナー君は14歳にして挑戦することになる。

コロラド州の平和な田舎町の高校の校庭に、突然ソ連、キューバの連合軍による落下傘部隊が現われ、教師や生徒に向け攻撃を開始する。町も変わり果て、追われるように山へ逃れ生き延びた若者らが、少年ゲリラとなって連合軍への報復を試みるというストーリーであり、当然残虐なシーンも多い。

今回コナー君が演じるのは知事の息子のダリルで、やはりその少年ゲリラ軍の一人になる。占領軍による山狩りで仲間が次々と殺害されるが、ダリルが持っている発信機が敵に居場所を知らせていることが発覚し、隊長により処刑されてしまうため、コナー君はそこでお役御免となる。

『バニラ・スカイ』のようなドラマはともかく、トムはこうした映画では必ず最後まで生き残り、勝利をつかむヒーローを演じて来ているではないか。それを思うと何となくコナー君がお気の毒。実子スリちゃんもいずれはスクリーン・デビューを果たすのだろうが、汚れ役のひとつくらいは許すであろうか、パパ・トムの干渉が見ものである。

なお、そのリメイク作品の主要な役については、ジョシュ・ハッチャーソン、イザベル・ルーカス、エドウィン・ホッジらがすでにキャストとして決定しており、2010年9月の公開に向け、まずはデトロイトでの銃撃訓練が始まるという。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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