スウェーデン戦に出場したハリー・ケイン【写真:Getty Images】

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客席に入り込んでファンサービスする姿を海外メディアが公開「ケイン=大衆の味方」

 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会は7日、決勝トーナメント準々決勝でイングランドがスウェーデンを2-0で破り、28年ぶりの4強進出。得点ランク首位のエースFWハリー・ケインは不発に終わったが、試合後に客席まで入り込んでファン対応を披露。サインはもちろん、スマホ自撮りに応じるなど“客席の神対応”の様子を海外メディアが画像で紹介し、「大衆の味方」「素晴らしい男」「一流の行いだ」と称賛の嵐となっている。

 一流のストライカーは、ファンサービスも一流だった。米スポーツ専門局「FOXスポーツ」が公式インスタグラムで公開したのは4枚の画像だった。

 客席に立った赤いユニホームの背番号9。試合を終えたばかりのケインだ。警備員を挟んでたくさんのファンからサインを求められ、それに応じようとまさに手を伸ばしている瞬間だった。2、3枚目は実際にやってきた選手に興奮を隠せず、自撮りで一緒に収まろうとするファンたち。4枚目に至ってはケインがちびっ子のファンと仲良く肩を組んで2ショットに応じている。

 また、英公共放送「BBC」の人気番組「マッチ・オブ・ザ・デイ」が公式ツイッターで公開した1枚は、関係者席だろうか、警備員も不在で普通に客席に馴染み、若い男性2人と自撮りで3ショットに応じている。ノックアウト形式の試合を終えたばかりとは思えない、自然な光景はなんとも微笑ましいものになっている。

海外ファン称賛「彼の名の前にサー(Sir)を付けるべきだ」

 FOXスポーツは「ハリー・ケイン=大衆の味方」、マッチ・オブ・ザ・デイは「キャプテン」とハートの絵文字付きで紹介。それぞれの画像を見た海外ファンからコメント欄で称賛が送られている。

「彼の名の前にサー(Sir)を付けるべきだ」
「だからスポーツが大好きなんだ」
「このファンたちは彼に愛のシャワーを浴びせたことだろう」
「一流の行いだ」
「本当にアメージング」
「リスペクト」
「素晴らしい男」

 このように反響が相次ぎ、またケイン自身も同様の画像とともに「試合後にファンと過ごせて本当に良かった。ロシアや故郷からの映像は本当に素晴らしい」と感謝のメッセージをつづっている。

 この日は不発に終わったが、今大会は6得点を挙げ、得点王ランク首位を快走しているケイン。心優しき背番号9は、優勝というプレゼントをファンに贈れるか。準決勝ではクロアチアと激突する。(THE ANSWER編集部)