南砺市の伝統工芸・井波彫刻は、担い手の確保が長年の課題となるなか、地元の組合が職人の養成塾を開き後継の育成を進めています。梅本記者のリポートです。一心に木を彫るのは、群馬県出身の松粼曜里さん20歳です。短大でアートデザインを学び、木に関わる仕事がしたかったといい、今年4月に、井波彫刻師の石原良定さんに弟子入りしました。松粼さん「私は最初、ただ木を彫るみたいな大雑把な感じで入っ