「子供の頃は競馬に興味がなかった」「40歳を超えてどのようにすればレースに勝てるのかは分かったけれど、新しい発見がなくなってしまった。だから次のステップに進むことにしたんです」通算2636勝、日本ダービーで3勝──トップジョッキー・福永祐一(47歳)が昨年2月の引退後、自ら選んだのは「調教師」の道だった。今年3月の厩舎開業以来、夜明け前に起床し、滋賀県栗東市のトレーニングセンターに通っている。福永の一日は