空飛ぶバイク、ついに実現へ:「Aero-X」

写真拡大

カリフォルニアのAerofexが、2017年に空飛ぶバイクを実現すると発表した。地上3メートルの高さを時速72kmで飛び回るだろう。

「空飛ぶバイク、ついに実現へ:「Aero-X」」の写真・リンク付きの記事はこちら

こんなものは、SFシットコム『フューチュラマ』のエピソードでしか見たことがなかっただろう。しかし、2017年には、街なかで目の当たりできるかもしれない。

カリフォルニアに本拠地を置くAerofex社は、空飛ぶバイクAero-X」の発表を行った。85,000ドルのこの乗り物は、2人の人間(最大140kg)を輸送することができ、地上3メートルの高さに浮かんで時速72kmにまで到達する。

これは空想ではなく、何年も続いた研究の成果だ。

Aero-Xは重量が356kg、全長4.5m、幅2.1mで、車輪の代わりにカーボンファイバーの2つのファンを装備している。Aerofexのチームが保証しているように、離陸のための滑走路は必要なく、ドローンのように垂直に飛び立って着陸する。一度空中に上がれば、ガソリンが満タンなら約75分飛びまわることができる。

しかし、SF映画から飛び出てきたようなこの馬鹿げた乗り物が、いったい何の役に立つのだろうか?

「Aero-Xは農業や家畜の管理、土地測量で効果的に動くことでしょう。世界中で飛行機がそれほど普及していない地域で、特に有効です」と、Aeroflexの設立者、マーク・デ・ロッシュは語った。しかし、この「バイク」は、環境災害後の探索・救援活動や国境の監視のような任務にも非常に有益だろう。

この未来的な乗り物の購入に興味があるなら、彼らのサイトで5,000ドルの手付金を払うことからはじめられる。その後は、3年待つだけだ。