韓国の夏フェスで旭日旗騒動…米DJの舞台映像に非難相次ぐ
7月26日から28日にかけ韓国京畿道安山で開催された「安山バレーロックフェスティバル2013」で、米国のミュージシャン、スクリレックス(Skrillex)が舞台で使用した、赤地に黒のラインが放射線状に伸びる映像が韓国で波紋を広げている。インターネット上には「旭日旗のイメージを使用した」との非難が殺到した。
複数の韓国メディアによると、スクリレックスの公演は27日に行われ、その後、フェスティバルに参加した韓国の観客らが「舞台に旭日旗のイメージが登場した」とソーシャルネットワークサービス(SNS)に書き込んだことから騒動に発展した。
SNSに添付された写真には、赤地に黒い光線が八方に広がっている映像が舞台の大きなスクリーンに映されていた。スクリレックスの楽曲『Kyoto(京都)』が演奏されていた時に登場したという。
フェスティバルで映像を目撃した韓国人は、SNSで「この舞台を見てイライラした」と不快感を示し、「狂ったように遊んでいたけど戦犯旗を見て座った」、「公演画面に突然戦犯旗や漢字が登場したので観客は一瞬で冷め、一部の人はそのまま出て行った」と当時の様子について伝えた。
スクリレックスがフェスティバルに参加するのは今回で2回目。舞台の最後には舞台のスクリーンに韓国の国旗「太極旗」を映し、太極旗を体に巻いて韓国に感謝を示していた。
しかし、韓国のネット上には、「太極旗のパフォーマンスをしたなら戦犯旗写真については触れないでおく」、「事故を起こしたようだね」、「公演する国の文化を知ってから舞台に立つべきでは?」などと冷ややかな反応が集まった。(編集担当:新川悠)(イメージ写真提供:123RF)