――3人それぞれが書かれた歌詞に対して、他のメンバーの意見を聞いて直したりすることはあるんですか?

大田:直します。でも、今回はそんなに無かった方だと思いますよ。すごく悩むのも無かったし、みんなスムーズに歌詞を書き上げてきて、歌って、詞ハメをして。まぁ、詞ハメの時に一人ブースに閉じ込められるじゃないですか、ブースに閉じ込めておいて。

徳永:それ以外の人間が、こっちで会議を始めるんですよ。

大田:「これはどうかなぁ?」とか「ここはもうちょっとこんなのがいいんじゃない?」って。「じゃあ、その前に言ってくれよ!」みたいな。

――歌詞のテーマは、物語や主人公を想像して書くというよりは、普段の自分達自身が日々感じていることや、身近な友人との会話の中で起きていることなど、リアリティのある言葉で書いているんですか?

吉本:普段使う言葉みたいな、普通に読んでも恥ずかしくならない言葉を。

――「OH OH OSAKA」とか、関西弁だったり。

吉本:うん。やっぱり、はっちゃける時って自分の素のまんまじゃないですか。あれはそういう曲なので、もう関西弁になっちゃったんですよね。

――個人的には、doaに対してあまり大阪なイメージを持っていなかったんですけど、自分達は大阪人という感覚なんですか?

徳永:真のネイティブ大阪人は吉本君だけなので。僕と大田は、「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」みたいな。

大田:なんとなく「大阪人になれるかな?」とも、ちょっと期待をしつつ大阪に住んでみたんですけど、やっぱり関西人にはなれないなということが分かって。

吉本:まぁ、そんな簡単になられても困りますけどね(笑)。

――普段3人が一緒にいる中で、関東と関西的な考え方とで2対1になったりはしないんですか?

徳永:そういう意味では、ここから向こう(徳永|大田&吉本)かもしれないですね。なんか「突っ込め」とか言われるんですけど、突っ込めないんですよね、僕はやっぱり関東の人間なので。

大田:でも最近、だいぶ上手くなってきたよね。

吉本:僕ら、漫才師ちゃうんですけどね。

大田:まず、ボケれないんでしょ?

徳永:だからね、ボケとかツッコミとかいう習慣が分からないんだよ!

吉本:ほんまは僕ももっとボケたいんですよ。だけど、多分2人もちょっと怒ると思うんです。

大田:あんまり、ボケって感じじゃないんじゃない? どっちかと言うと、ドSなツッコミって感じ。

吉本:いや、僕はめちゃめちゃボケですよ! ボケのエースになれると思うんですけど、多分マネージャーにも怒られると思います。

――ライブのMCだと、大田さんがボケられている印象がありますね。

大田:ボケて、放っておかれるという。

――そういう意味での2対1(徳永&吉本|大田)が多いのかなと思ったんですけど。

大田:それはありますね。みんな、その2対1だと思っているんじゃない?

徳永:何かしら、みんなそういう2対1がある。

――でも、それもまた3人組の面白さだったりもしますよね。

徳永:それは、ありますね(笑)。