神奈川県警(資料写真)

 相模原市緑区の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者ら45人が殺傷された事件から26日で10年となるのを前に、神奈川県警の今村剛本部長は22日の定例会見で、県警が当時、亡くなった19人の氏名を公表しなかったのは「適切だった」との見解を明らかにした。

 今村本部長は匿名にした理由として、犠牲者が障害者施設の入所者で「遺族のプライバシー保護の必要性が極めて高いと認められた」点などに言及。遺族からの要望も踏まえて「総合的に判断したものと承知している」と述べ、当時の判断に理解を示した。

 被害者の氏名公表の基準については「関係者のプライバシーなどの権利利益、公表によって得られる公益、捜査に与える影響などを事案ごとに総合的に勘案している」と説明。「今後も同様に判断していく」とした。