聞こえてるけど理解できないんだ…!音(コトバ)が満ちる世界の中で「俺は今日もなんやかんや生きていく」【作者インタビュー】

【漫画】本編を読む
「聞こえている」のに「聞き取れない」「聞き間違いが多い」など、聞き取るのが困難な症状を「聞き取り困難症(LiD)」もしくは「聴覚情報処理障害(APD)」という。この症状は通常の聴力検査では異常が発見されず、難聴ではないとされる。しかし、耳から入った音の情報を脳で処理、理解する際に、なんらかの障害が生じている状態で言語として認識できない状態だ。そんな生活を送る高校生を描いた、雨桜あまおう(@amaousansan)さんの創作漫画「聞き取りが苦手すぎる男子の日常」を紹介する。



「私は長年、聴覚過敏と嗅覚過敏に翻弄されておりまして、関連する情報を集めるなかで"聞き取り困難症"、"聴覚情報処理障害"について知りました」と話すのは作者である雨桜あまおうさん。「明るく軽やかに描き、読者が肩肘張らずに読める――ということを意識しました」と制作におけるこだわりを語るように、本作「聞き取りが苦手すぎる男子の日常」では、障害を持つ本人の大変さをただ描くだけではなく、症状についての詳細を分かりやすく説明しながら、適度にユーモアを混ぜ合わせおもしろおかしく描いている。
読者からはその読みやすさと、作品としてのおもしろさが反響を呼び、SNSに投稿した際には多くのいいねがついたそうだ。雨桜あまおうさんは「想像していた以上に多くの方にお読みいただいて、本当にありがたく思っております。とてもうれしいです。」と素直な感想を教えてくれた。そして同時に「『世の中にはいろんな人がいて、いろんな感覚を持って生きているんだなぁ』と想いを馳せるきっかけになれたら……と思いますが、作者のメッセージを押し付けるのもアレなので、好きなように読み、楽しみ、読者の方それぞれの解釈で『何かを得ていただければ…!』と思います」とコメントを残してくれた。
周囲の理解を得ることが難しい障害をテーマに描いた本作「聞き取りが苦手すぎる男子の日常」。知らない世界を知る1つのきっかけとして、ぜひ一度読んでみてはいかがだろうか。
取材協力:雨桜あまおう(@amaousansan)
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