「子どもを怒鳴って泣かせてしまった…」仕事にオールベットしていた共働きパパが、家事育児で余裕ゼロに…キャリアの悩みにアドバイス、共感の声続々
フリーアナウンサーの住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生ワイドラジオ番組「Blue Ocean」。毎週金曜日に放送しているコーナー「沢井製薬 presents オトナのなんでも相談室」では、リスナーから届いたお悩みを、Blue Oceanリスナーのみんなで考えていきます。
今回は、第三子を授かり、家事育児とキャリアのバランスに悩む30代後半の男性会社員からの相談を紹介しました。

<リスナーの相談>
男のキャリアステージの変化について、皆さんにアドバイスをいただきたいです。私は30代後半の会社員です。20代の頃は、しゃかりきになってハードに働いていましたが、ありがたいことに妻と出会い、現在は8歳と3歳の男の子にも恵まれました。今年から妻も育休から復職し、子どもたちはそれぞれ小学校に入学、保育園に入園しました。妻は遠方のオフィスへ通勤しなければならず、リモートワークができる私が平日は子どもの送り迎えや家事を担当しています。
さらにこのタイミングで、なんと第三子を授かったことが分かりました。妻もつわりで体調がすぐれない中、私は家庭のタスクをこなすだけで精一杯という、目の回るような日々を過ごしています。そんな中で、今後のキャリアのことを考えることが多くなりました。
幸い、現在の職場は働き方も自由で、収入も申し分ないのですが、家事や育児に割く時間が年々増えていき、しなければならない仕事ができなかったり、やりたい仕事も先送りにせざるを得なかったりします。若い頃は実績を上げたり、待遇を向上させたり、職場で信頼されることをモチベーションに、仕事にオールベットする日々でしたが、今はとてもそんなリソースはありません。
上司からは「一人で仕事を抱え込む段階から、同僚と一緒に仕事を前進させるステージになったんだよ」とアドバイスはいただいたものの、どこか物足りなさを感じる日々です。男のキャリアステージの変化なのかなと思いつつ、これから20年以上働くにあたって、どこにモチベーションを持てばいいのかが分かりません。
先日は様々なことでいっぱいいっぱいになってしまい、ぐずった子どもを怒鳴りつけて泣かせてしまいました。「余裕がなくなってきているなぁ」と反省しきりです。共働きが当たり前の現在、同じように限られた時間で働くパパもたくさんいると思います。パパご本人はもちろん、ママさんからも何かアドバイスをいただけますと幸いです。(東京都 男性 30代後半 会社員)
*
この相談を受け、パーソナリティの住吉は「なるほど、いやもう、とてもとても想像ができるし、分かるよという状況です。私は子育ての経験がなくても『分かるよ』と思うので、経験のある方はもっともっと、今もう深くブンブン頷いている音が聞こえそうですね」と深く共感。
その上で、「でも立派ですよね。もう凄いなと思います。お仕事もしながら、自分が中心になって家事もし、そして今この少子化の中で第三子も授かって、もう本当におめでとうだし、素晴らしいことです」と相談者の奮闘を称えました。
しかし、その一方で「自分の、個人という意味での心の中が、ちょっと今迷子なんですね」と相談者の心理を分析。「子育てと関係なくても、人ってそういう風になったりするものだし、こんなに目が回るほど忙しかったり、あと多分この文章の感じから言うと、ぱぱっちさんは仕事にもすごく誠実に取り組みたい方だからこそ、またモチベーションが見つけにくいんでしょうね」と優しく寄り添いました。
さらに住吉は、よく耳にする先輩パパ・ママたちの声を振り返りながら、「子育てはもう本当にあっという間で一時期だから、その間を耐え抜くまでというか、全部自分を犠牲にしないで、もうなんか“細い糸で繋がっているくらい”に細々とでも頑張っていれば、その後にまた自由に働けるようになるよ、なんていう声もよく聞くんですよ。だからその辺りも、本当にアドバイスをいただけるとありがたいです」とリスナーへ呼びかけました。

――今回の相談に対して、番組にはリスナーからたくさんのアドバイスが届きました。この記事では、その一部のメッセージを紹介します。
まずは、時間に対する捉え方や、家事の外注といった具体的な解決策を提示するアドバイスです。
◆死ぬ間際に後悔しない「自分の大切にしたいもの」を核に置く
私は母親の立場ですが、10歳、8歳、4歳の子育て中で仕事もあり、なおかつ夫は単身赴任で平日は完全にワンオペです。私が行き着いたのは、「この子たちの親は私と夫しかいない」という答えです。もちろん、リスク回避のために仕事は細々と続けますが、一番上の10歳に至っては、あと10年もしないうちに親から離れていくでしょう。
一番下の子が生まれた時は、6歳、4歳、0歳で目の回るような忙しさでしたし、今でも毎日物凄く頑張って生活している感じがあります(笑)。
でも、多分死ぬ間際に私が思うのは、「もっと仕事したかったな」という後悔よりも、「もっと子どもと寄り添いたかったな」という後悔の方だと思うので、そちらを選択し、仕事は最低限というか負荷を抑えています。今はそれでいいし、子どもといる時間と成長が楽しいので、仕事より子ども優先です。
もちろん、今はそういう「フェーズ」というだけで、タイミングが来たらもっと仕事もしたいと思っていますし、職場にもそう伝えています。この辺りは個人の価値観と経済状況など、個人差が大きいですよね。
死ぬ間際に後悔しない、自分の大切にしたいものは何かを核に、5〜10年くらいの短中期スパンで修正が利くように、何となくで良いのでキャリアと私生活を描いてみると良いかと思います。3人目のお子さん、楽しみですね!3人目ともなると、可愛さしかないですよ!(神奈川県 40歳 女性 会社員)
◆家事の外注は「自分へのキャリア投資」であり「人を頼る訓練」
私は正社員を続けながら3人の子育てをしてきました。急な残業の時は夫が保育園に迎えに行ってくれたりしましたが、私も夫も実家が遠く、二人だけで子育てをしていました。なお、当時の分担比率は9対1で私でした。そのため、子育てや家事に時間を取られて、仕事が思うようにできないもどかしさは、ずーっとありました。
アドバイスというほどのものはないのですが、今思えば、夕食はお惣菜屋さんを使ったり、家事支援サービスを週1回でも使うなど、もっと家事の外注化をすればよかったなと思います。当時は食事を手作りにすることにこだわっていましたが、その結果、子どもと過ごす時間や自分の仕事に割ける時間が減ってしまい、焦燥感を抱える日々を過ごしていました。子どもは何を食べたかそんなに覚えていないので、手抜き上等です!
それよりも、時間をお金で買うつもりで、使えるサービスはどんどん試してみて「我が家スタイル」を探されてみたらどうでしょう。子育て時期は貯金もできず、給料がそのまま目の前を通り過ぎていましたが、今ぱぱっちさんが家事時間を削減するために使うお金は、ご自分の「キャリア投資」そのものだと思います。
今は将来のキャリアに不安があると思いますが、家事を人に任せる経験が、職場の上司の方の助言の通り、「仕事を人に任せる訓練」にもなるかもしれません。ぱぱっちさん一家のお幸せをお祈りしています。(東京都 55歳 女性 会社員)
ーー続いては、夫婦間での仕組みづくりや、家事育児の経験そのものをキャリアとして捉える視点からのアドバイスです。
◆曜日を決めてお互いに「自分時間」を作る&経験をキャリアに昇華する
3人のお子さんを持つ母(大学1年生〜下は小学4年生)、共働き夫婦です。妻の立場から申し上げると、家庭や奥様の体調を最優先にしてくれている印象で、本当に羨ましいなと思います。
ご自身のキャリアについては、奥様と例えば「曜日」を決めて、その日は思う存分残業や自分時間、あるいは自己研鑽に充てるというのはいかがでしょうか?ポイントは、それぞれにそういうタイミングを交互に設けることです。経験談からお伝えすると、家事も仕事もどちらかに負担が大きく偏るのは不満に繋がります。保育園からの急なお迎え要請も、偏らないようにした方がいいと思います。偏るといつか爆発してしまいます。お子さんへは、八つ当たりしたくないですよね。
私は自分が子どもに相当時間を費やし、夫ばかりが出世したな……と今になって思っています(苦笑)。ただ、子どもと過ごした時間は振り返ればかけがえのない宝物で、やりくりしながら、くじけずに働き続けてきたことが誇りです。今では後輩たちにも、働く母としてのアドバイスができるようになってきました。それ自体が「私のキャリア」だと割り切るようにしました。子育てが随分と落ち着いた今から、また勉強してキャリアアップを目指したいと思います。(埼玉県 46歳 女性 会社員)
◆仕事も家庭もすべては「人生」。いつか全振りできる時までのインプット期
仕事も家庭もすべては「人生」です。なので、家庭が忙しくて仕事が……と思ってしまうのも分かりますし、フラストレーションが溜まるのも理解できます。ただ、どこかで繋がることもあると思います。
私も共働きで、子どもが発達障害ということもあって、子どもが小学校に進学するタイミングでリモート重視・残業が少ない会社へ転職しました。ただ、転職したらしたで、それまで色々とキャリアを築けている感覚があった前職に比べると、家庭に注力できて仕事はそれなりな感じになったため、質問者様と同じような「このままのキャリアでいいのかな?」という不安に駆られていました。
ただ、子どものことをやっていく中で、障害を持った方の社会進出をサポートしている方と接したり、お父さんお母さんと離れて暮らしている子どもたちをサポートしている施設があることを知ったりと、仕事では得られない経験もしています。まだ子どもの方は落ち着きませんが、空いた時間での副業を通して、上記の業界や自分の興味のある業界へ本業のスキルを使用して貢献しようとしています。
なので、「仕事」「家庭」とそこまでキッチリ切り分けるのではなく、どちらも「人生」として、どちらもできる範囲で一生懸命やって、そこで吸収した知識や出会った縁などを大切にして、子どもがある程度手離れした時にその知識や縁を使えるように準備すればいいと思います。いつか家庭が落ち着いた時に、また仕事に全振りできる時が来るまで、今はインプットの時間です。一緒に頑張りましょう。(東京都 40歳 男性 会社員)
ーー最後は、具体的な便利ツールの活用や、自分の軸を一度広げてみるというマインドセットの提案です。
◆家事代行や時短家電を利用し、周りと協力しながら業務をコントロールする
自分の前の職場の先輩が、状況は少し違いますが、シングルファザーで子育てと仕事の両立を上手くしているのを見ていました。その先輩は家事代行や時短家電などを上手く利用して、なるべくご自身の負担を減らしていました。
また、娘さんの記念日や授業参観などはあらかじめ上司に伝えて、それまでにご自身が抱える仕事が終わるように、上手く周りと協力しながら業務をコントロールしてもいました。仕事もプライベートもどちらも大切だと思うので、どうか上手い方法が見つかることを願っています!(埼玉県 41歳 男性 会社員)
◆「こうあるべき」に縛られず、ちょうどいい働き方へ視野を広げる
自分も昔は、「もっと上に行かなきゃ」「役職を目指さなきゃ」って思っていました。でも、年齢や生活環境が変わる中で、「本当に大事なのって何だろう」って考えるようになりました。実際、昇進の話をいただいたこともありましたが、自分はあえて蹴りました。そのおかげで自由な時間が増えて、心にも余裕ができて、地獄みたいだった生活から抜け出せました(数万円の給料アップより、自分の時間を選んだということです)。
もちろん、キャリアアップを目指すのは素晴らしいことだと思います。ただ、幸せの形って人それぞれなんですよね。「誰のために働くのか」「何のためにお金が必要なのか」、そこを考えると、自分にとってちょうどいい働き方って見えてくる気がします。それに、今の仕事や肩書きが人生の全てじゃないと思うんです。世の中には、もっと自分に合った働き方や、無理なく続けられる仕事もあるはずです。だからこそ、「こうあるべき」に縛られすぎず、自分や家族が笑って過ごせる形を大事にして、一度視野を広げるのもアリなんじゃないかなと思います。(東京都 51歳 男性 その他)
<番組概要>
番組名:Blue Ocean
放送日時:毎週月曜〜金曜9:00〜11:00
パーソナリティ:住吉美紀
番組Webサイト: http://www.tfm.co.jp/bo/
番組公式X:@BlueOceanTFM https://www.tfm.co.jp/link.php?id=12635
今回は、第三子を授かり、家事育児とキャリアのバランスに悩む30代後半の男性会社員からの相談を紹介しました。

※写真はイメージです
<リスナーの相談>
男のキャリアステージの変化について、皆さんにアドバイスをいただきたいです。私は30代後半の会社員です。20代の頃は、しゃかりきになってハードに働いていましたが、ありがたいことに妻と出会い、現在は8歳と3歳の男の子にも恵まれました。今年から妻も育休から復職し、子どもたちはそれぞれ小学校に入学、保育園に入園しました。妻は遠方のオフィスへ通勤しなければならず、リモートワークができる私が平日は子どもの送り迎えや家事を担当しています。
さらにこのタイミングで、なんと第三子を授かったことが分かりました。妻もつわりで体調がすぐれない中、私は家庭のタスクをこなすだけで精一杯という、目の回るような日々を過ごしています。そんな中で、今後のキャリアのことを考えることが多くなりました。
幸い、現在の職場は働き方も自由で、収入も申し分ないのですが、家事や育児に割く時間が年々増えていき、しなければならない仕事ができなかったり、やりたい仕事も先送りにせざるを得なかったりします。若い頃は実績を上げたり、待遇を向上させたり、職場で信頼されることをモチベーションに、仕事にオールベットする日々でしたが、今はとてもそんなリソースはありません。
上司からは「一人で仕事を抱え込む段階から、同僚と一緒に仕事を前進させるステージになったんだよ」とアドバイスはいただいたものの、どこか物足りなさを感じる日々です。男のキャリアステージの変化なのかなと思いつつ、これから20年以上働くにあたって、どこにモチベーションを持てばいいのかが分かりません。
先日は様々なことでいっぱいいっぱいになってしまい、ぐずった子どもを怒鳴りつけて泣かせてしまいました。「余裕がなくなってきているなぁ」と反省しきりです。共働きが当たり前の現在、同じように限られた時間で働くパパもたくさんいると思います。パパご本人はもちろん、ママさんからも何かアドバイスをいただけますと幸いです。(東京都 男性 30代後半 会社員)
*
この相談を受け、パーソナリティの住吉は「なるほど、いやもう、とてもとても想像ができるし、分かるよという状況です。私は子育ての経験がなくても『分かるよ』と思うので、経験のある方はもっともっと、今もう深くブンブン頷いている音が聞こえそうですね」と深く共感。
その上で、「でも立派ですよね。もう凄いなと思います。お仕事もしながら、自分が中心になって家事もし、そして今この少子化の中で第三子も授かって、もう本当におめでとうだし、素晴らしいことです」と相談者の奮闘を称えました。
しかし、その一方で「自分の、個人という意味での心の中が、ちょっと今迷子なんですね」と相談者の心理を分析。「子育てと関係なくても、人ってそういう風になったりするものだし、こんなに目が回るほど忙しかったり、あと多分この文章の感じから言うと、ぱぱっちさんは仕事にもすごく誠実に取り組みたい方だからこそ、またモチベーションが見つけにくいんでしょうね」と優しく寄り添いました。
さらに住吉は、よく耳にする先輩パパ・ママたちの声を振り返りながら、「子育てはもう本当にあっという間で一時期だから、その間を耐え抜くまでというか、全部自分を犠牲にしないで、もうなんか“細い糸で繋がっているくらい”に細々とでも頑張っていれば、その後にまた自由に働けるようになるよ、なんていう声もよく聞くんですよ。だからその辺りも、本当にアドバイスをいただけるとありがたいです」とリスナーへ呼びかけました。

パーソナリティの住吉美紀
――今回の相談に対して、番組にはリスナーからたくさんのアドバイスが届きました。この記事では、その一部のメッセージを紹介します。
まずは、時間に対する捉え方や、家事の外注といった具体的な解決策を提示するアドバイスです。
◆死ぬ間際に後悔しない「自分の大切にしたいもの」を核に置く
私は母親の立場ですが、10歳、8歳、4歳の子育て中で仕事もあり、なおかつ夫は単身赴任で平日は完全にワンオペです。私が行き着いたのは、「この子たちの親は私と夫しかいない」という答えです。もちろん、リスク回避のために仕事は細々と続けますが、一番上の10歳に至っては、あと10年もしないうちに親から離れていくでしょう。
一番下の子が生まれた時は、6歳、4歳、0歳で目の回るような忙しさでしたし、今でも毎日物凄く頑張って生活している感じがあります(笑)。
でも、多分死ぬ間際に私が思うのは、「もっと仕事したかったな」という後悔よりも、「もっと子どもと寄り添いたかったな」という後悔の方だと思うので、そちらを選択し、仕事は最低限というか負荷を抑えています。今はそれでいいし、子どもといる時間と成長が楽しいので、仕事より子ども優先です。
もちろん、今はそういう「フェーズ」というだけで、タイミングが来たらもっと仕事もしたいと思っていますし、職場にもそう伝えています。この辺りは個人の価値観と経済状況など、個人差が大きいですよね。
死ぬ間際に後悔しない、自分の大切にしたいものは何かを核に、5〜10年くらいの短中期スパンで修正が利くように、何となくで良いのでキャリアと私生活を描いてみると良いかと思います。3人目のお子さん、楽しみですね!3人目ともなると、可愛さしかないですよ!(神奈川県 40歳 女性 会社員)
◆家事の外注は「自分へのキャリア投資」であり「人を頼る訓練」
私は正社員を続けながら3人の子育てをしてきました。急な残業の時は夫が保育園に迎えに行ってくれたりしましたが、私も夫も実家が遠く、二人だけで子育てをしていました。なお、当時の分担比率は9対1で私でした。そのため、子育てや家事に時間を取られて、仕事が思うようにできないもどかしさは、ずーっとありました。
アドバイスというほどのものはないのですが、今思えば、夕食はお惣菜屋さんを使ったり、家事支援サービスを週1回でも使うなど、もっと家事の外注化をすればよかったなと思います。当時は食事を手作りにすることにこだわっていましたが、その結果、子どもと過ごす時間や自分の仕事に割ける時間が減ってしまい、焦燥感を抱える日々を過ごしていました。子どもは何を食べたかそんなに覚えていないので、手抜き上等です!
それよりも、時間をお金で買うつもりで、使えるサービスはどんどん試してみて「我が家スタイル」を探されてみたらどうでしょう。子育て時期は貯金もできず、給料がそのまま目の前を通り過ぎていましたが、今ぱぱっちさんが家事時間を削減するために使うお金は、ご自分の「キャリア投資」そのものだと思います。
今は将来のキャリアに不安があると思いますが、家事を人に任せる経験が、職場の上司の方の助言の通り、「仕事を人に任せる訓練」にもなるかもしれません。ぱぱっちさん一家のお幸せをお祈りしています。(東京都 55歳 女性 会社員)
ーー続いては、夫婦間での仕組みづくりや、家事育児の経験そのものをキャリアとして捉える視点からのアドバイスです。
◆曜日を決めてお互いに「自分時間」を作る&経験をキャリアに昇華する
3人のお子さんを持つ母(大学1年生〜下は小学4年生)、共働き夫婦です。妻の立場から申し上げると、家庭や奥様の体調を最優先にしてくれている印象で、本当に羨ましいなと思います。
ご自身のキャリアについては、奥様と例えば「曜日」を決めて、その日は思う存分残業や自分時間、あるいは自己研鑽に充てるというのはいかがでしょうか?ポイントは、それぞれにそういうタイミングを交互に設けることです。経験談からお伝えすると、家事も仕事もどちらかに負担が大きく偏るのは不満に繋がります。保育園からの急なお迎え要請も、偏らないようにした方がいいと思います。偏るといつか爆発してしまいます。お子さんへは、八つ当たりしたくないですよね。
私は自分が子どもに相当時間を費やし、夫ばかりが出世したな……と今になって思っています(苦笑)。ただ、子どもと過ごした時間は振り返ればかけがえのない宝物で、やりくりしながら、くじけずに働き続けてきたことが誇りです。今では後輩たちにも、働く母としてのアドバイスができるようになってきました。それ自体が「私のキャリア」だと割り切るようにしました。子育てが随分と落ち着いた今から、また勉強してキャリアアップを目指したいと思います。(埼玉県 46歳 女性 会社員)
◆仕事も家庭もすべては「人生」。いつか全振りできる時までのインプット期
仕事も家庭もすべては「人生」です。なので、家庭が忙しくて仕事が……と思ってしまうのも分かりますし、フラストレーションが溜まるのも理解できます。ただ、どこかで繋がることもあると思います。
私も共働きで、子どもが発達障害ということもあって、子どもが小学校に進学するタイミングでリモート重視・残業が少ない会社へ転職しました。ただ、転職したらしたで、それまで色々とキャリアを築けている感覚があった前職に比べると、家庭に注力できて仕事はそれなりな感じになったため、質問者様と同じような「このままのキャリアでいいのかな?」という不安に駆られていました。
ただ、子どものことをやっていく中で、障害を持った方の社会進出をサポートしている方と接したり、お父さんお母さんと離れて暮らしている子どもたちをサポートしている施設があることを知ったりと、仕事では得られない経験もしています。まだ子どもの方は落ち着きませんが、空いた時間での副業を通して、上記の業界や自分の興味のある業界へ本業のスキルを使用して貢献しようとしています。
なので、「仕事」「家庭」とそこまでキッチリ切り分けるのではなく、どちらも「人生」として、どちらもできる範囲で一生懸命やって、そこで吸収した知識や出会った縁などを大切にして、子どもがある程度手離れした時にその知識や縁を使えるように準備すればいいと思います。いつか家庭が落ち着いた時に、また仕事に全振りできる時が来るまで、今はインプットの時間です。一緒に頑張りましょう。(東京都 40歳 男性 会社員)
ーー最後は、具体的な便利ツールの活用や、自分の軸を一度広げてみるというマインドセットの提案です。
◆家事代行や時短家電を利用し、周りと協力しながら業務をコントロールする
自分の前の職場の先輩が、状況は少し違いますが、シングルファザーで子育てと仕事の両立を上手くしているのを見ていました。その先輩は家事代行や時短家電などを上手く利用して、なるべくご自身の負担を減らしていました。
また、娘さんの記念日や授業参観などはあらかじめ上司に伝えて、それまでにご自身が抱える仕事が終わるように、上手く周りと協力しながら業務をコントロールしてもいました。仕事もプライベートもどちらも大切だと思うので、どうか上手い方法が見つかることを願っています!(埼玉県 41歳 男性 会社員)
◆「こうあるべき」に縛られず、ちょうどいい働き方へ視野を広げる
自分も昔は、「もっと上に行かなきゃ」「役職を目指さなきゃ」って思っていました。でも、年齢や生活環境が変わる中で、「本当に大事なのって何だろう」って考えるようになりました。実際、昇進の話をいただいたこともありましたが、自分はあえて蹴りました。そのおかげで自由な時間が増えて、心にも余裕ができて、地獄みたいだった生活から抜け出せました(数万円の給料アップより、自分の時間を選んだということです)。
もちろん、キャリアアップを目指すのは素晴らしいことだと思います。ただ、幸せの形って人それぞれなんですよね。「誰のために働くのか」「何のためにお金が必要なのか」、そこを考えると、自分にとってちょうどいい働き方って見えてくる気がします。それに、今の仕事や肩書きが人生の全てじゃないと思うんです。世の中には、もっと自分に合った働き方や、無理なく続けられる仕事もあるはずです。だからこそ、「こうあるべき」に縛られすぎず、自分や家族が笑って過ごせる形を大事にして、一度視野を広げるのもアリなんじゃないかなと思います。(東京都 51歳 男性 その他)
<番組概要>
番組名:Blue Ocean
放送日時:毎週月曜〜金曜9:00〜11:00
パーソナリティ:住吉美紀
番組Webサイト: http://www.tfm.co.jp/bo/
番組公式X:@BlueOceanTFM https://www.tfm.co.jp/link.php?id=12635
