「織姫」ロス回避 熟した梅 ビール用に 高崎市「コタマブルワリー」
昨年と同じ、苦味が控えめで麦芽やホップの香りが良いペールエールで醸造する。仕上がりは10月ごろを予定。ブルワリーの飲食スペース、タップルームで味わえる。缶ビールの発売も予定する。
ブルワリーのタップルームは、大手メーカーと違う味わいのビールと、武藤夫妻の人柄に引かれた人が集う。
使う梅はイベントで親交がある安中市観光機構の紹介で、同市の(株)木の花園で収穫。当初は「南高」を予定していたが、出荷しない「織姫」を知り、変更した。
武藤夫妻とサポーターら7人は、園地で約48キロを収穫。選果台でごみや傷のある実を取り除き、選別機で仕分けした2L級の梅40キロをシロップにしてビールに使う。残りは、参加者が梅酒やジャムに加工し、残らず使う。
「織姫」は、収穫後の追熟で甘い香りが増し、果肉はスモモのような食感。使う梅を替えたことで、違う味わいが期待できる。
昨年のビールは、園地にちなんで「ウメ ゴリョウ」と名付けた。タップルームでの梅の香りとほど良い酸味が好評。今年5月、高崎市役所前広場で開かれ、20醸造所が参加したイベント「クラフトビアハウス高崎」も好評だった。
良輔さんは「収穫予定のない梅を使い、食品ロス削減になるサステナブルなビール。麦芽、ホップと製法は同じ。使う梅による、味の違いを楽しんでほしい」と話した。
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