ペルーの世界遺産・マチュピチュまで片道10万円台で行ける!? 井桁弘恵が究極のコスパ旅に挑む!

6月5日(金)放送の『沸騰ワード10』は、学生時代から激安で海外をまわり続ける“コスパ旅の達人”井桁弘恵に密着。
今回の目的地は、ペルーの世界遺産・マチュピチュ。5泊7日・10万円台(片道)でマチュピチュまで辿り着けるか?という過去最大級のコスパ旅に挑戦!
日本から約15,000km離れたペルー。通常なら8泊10日で100万円前後かかることもある人気観光地だが、井桁は今までのコスパ旅で培った技術と知識をたっぷり詰め込んで、渡航費込み(片道)10万円台での到達を目指す。
旅のスタートは成田空港。最安値の飛行機を乗り継げば、片道の航空券代は69,860円。
ところが出発直前、機材トラブルによる1時間の遅延が発生。乗り継ぎ予定だった便に間に合わなくなるというハプニングに見舞われるが、アメリカ・ヒューストンからさらにエルサルバドルを経由し、47時間をかけ、予定より1日半遅れてペルー・リマのホルヘ・チャベス国際空港に到着。この時点で残金は30,140円。
海に面したペルーの首都・リマは、美食の都として知られる人気都市。水1本が約40円と、日本の半分ほどの物価も魅力。
空港から約20km離れた宿へはタクシーで移動。この旅に同行する番組ディレクターと割り勘で1,627円を支払い、残金は28,513円に。
宿泊先は民泊。首都の中心部にある高級住宅街ながら、朝食付きで1泊2,685円(サービス料別途、シーズン等で変動あり※ディレクターと割り勘)という驚きの安さ。

翌朝は、シェフでもあるオーナーが作った朝食を楽しみ、リマ観光へ出発。向かったのはリマ最大のスルキージョ市場。日本では見られないものもずらり。
アンデス山脈を抱えるペルーでは、自然放牧されたヤギや羊のフレッシュチーズが名物。さらに熱帯から亜熱帯に位置する気候を生かし、トロピカルフルーツも豊富に並ぶ。井桁がまず挑戦したのは、「南米のビタミン爆弾」ことグラナディーヤ。

ひと口食べると、「あまりすっぱ過ぎずに甘い」と、気に入った様子。ビタミンと抗酸化物質を多く含むという。
続いて、アンデス地方原産の「インカの黄金」とも言われるフルーツ・ルクマも。

「ちょっと酸味のある香りの強い芋みたい」と感想を語った井桁。
フルーツ2個で278円。ディレクターと割り勘で139円を支払い、残金は25,689円に。
ペルー名物・セビーチェに感動
リマに来たからには外せないのが海鮮料理。太平洋に面するペルーは漁業が盛んで、シーフード料理は世界トップクラスとも評価されているという。
中でも代表格がセビーチェ。

白身魚、エビ、タコ、ホタテを氷でしっかり冷やし、レモンを8個も搾って作る。玉ねぎやパクチー、さらにレモンとニンニクのドレッシングを加えた一皿。井桁は、「口に入れた瞬間のレモンの酸味」と、日本ではなかなか味わえない強烈な酸味に驚き。
バナナチップスと紫とうもろこしジュース「チチャ・モラーダ」も付いて、1人813円。この時点で、残金は24,876円。
国内線LCCで世界遺産都市・クスコへ
続いて目指すのは、マチュピチュの玄関口となる世界遺産都市・クスコ。
移動手段は国内線LCC。長距離バスなら同じくらいの値段で1日かかるところを、飛行機なら約1時間。南米の巨大ハブ空港の一つであるリマは便数が多いため、価格競争が激しく格安航空も充実しているそう。料金は5,321円で、残金は18,068円に。
到着したクスコは、標高は約3,400m、富士山で言えば9合目付近に相当する高さ。街全体が世界遺産に登録されており、インカ帝国時代の街並みが今も残っている。
高地順応のため、この日はクスコで1泊。タクシー代はディレクターと割り勘で1,347円。残金は16,721円に。
休憩後、クスコのローカル飯を探し大衆食堂へ。まずは大人気の屋台料理のアンティクーチョをいただく。

牛ハツを唐辛子やニンニク、クミンなどで味付けし、一気に焼き上げるソウルフード。井桁は「ハーブが効いててめっちゃ美味しい」と絶賛。さらにチキンのアンティクーチョも味わい、「すごいジューシーじゃん!」と笑顔を見せた。
ロコトという唐辛子で作った旨辛ソースにも挑戦。「辛みマヨみたい」と辛さの中にあるうま味を楽しんだ。これだけ食べて料金はわずか360円で、残金は16,361円。
夜は夜景が見渡せる民泊へ。一戸建ての2階が民泊になっている。
宿泊費は1人たった1,740円(サービス料別途、シーズン等で変動あり※ディレクターと割り勘)で、残金は14,621円に。

高級グルメ・アンデスの宝石とは?
いよいよマチュピチュのふもとの村を目指すが、次の移動は午後。それまで井桁は、クスコの世界遺産とグルメを楽しみ尽くす。
なおペルーは、明治時代から続く集団移住の影響で、中南米で最も早く日本と外交関係を結んだ国。そのため今でも親日家が多いという。
まず訪れたのは、クスコの中心にあるアルマス広場。ラ・コンパニーア・デ・ヘスス教会やクスコ大聖堂などが建ち並び、スペインの植民地時代の建物が残る世界でも珍しい歴史的建造物の宝庫。だが寄り道はせず写真だけ撮って目的地へ直行。これもコスパ旅のポイント。
続いて向かったのは、幸運を呼ぶと噂の「12角の石」がある石壁。

インカ帝国は石を信仰の対象としていたため、独自の石工技術が発展。地震の多い南米で揺れを吸収する高度なつくりになっており、精密な石組みの技術を解明すべく、現在も多くの研究が行われている。
その後、「アンデスの宝石」と呼ばれるパパ・マクティーヨを求めて、クスコ最大のサンペドロ市場へ。市場までのバス代は46円。残金は14,575円に。
サンペドロ市場は、お土産から食材、民芸品まで所狭しと並ぶクスコ最大の市場。その広さは東京ドーム約1個分。
パパ・マクティーヨとは、ペルーにある数千種類のジャガイモの中で美味しいと評判の紫色のジャガイモのこと。高地でのみ栽培されているという。
定番の食べ方だというパパ・マクティーヨの素揚げ定食を注文すると…

「日本で食べるポテトよりホクホクで水分少なめかも」「味もわりとあっさりしてる」と、井桁はその味を堪能。
料金はディレクターと割り勘で163円。残金は14,412円となった。
乗り合いバスでオリャンタイタンボ村へ!?
クスコを後にし、目指すはマチュピチュへの中継地・オリャンタイタンボ村。
クスコから約70km離れているが、ここでも井桁が選んだのは最安ルート。一般的にはツアーの専用バスやタクシーを使うところを、地元の人たちが利用する乗り合いバスに乗車。料金は465円。これで残金は13,947円に。
大自然の中を2時間半走り、オリャンタイタンボ村へ到着。インカ帝国時代のペルーの原風景が残る村で、南米らしい雑貨店も並ぶ。

到着後は路地裏で見つけた食堂へ。まずはチキンのパプリカスープを味わい、次に薄く揚げ焼きにしたチキンを。さらに、揚げバナナが添えられたペルーらしい一皿も登場。

これらは定食セットになっており1人418円。これで残金は13,529円。
その夜も最安値の民泊へ。宿泊費は1人たった1,615円(サービス料別途、シーズン等で変動あり※ディレクターと割り勘)。残金は11,914円に。
専用列車でマチュピチュ村へ 実は日本人ゆかりの街!?
5日目、朝食にはペルー名物・クイを。鶏皮チップスのような味わいが特徴のパワー料理だという。料金は465円。

そしてついに最終目的地、マチュピチュ村ことアグアスカリエンテスへ。唯一の移動手段、専用列車に乗り込む。車内ではミサンガのプレゼントも。さらに、車内で踊りやショーを楽しめるサービスも人気だという。
列車に揺られること1時間半、いよいよアグアスカリエンテスに到着!街には土産物店が立ち並び、「日本の温泉街みたい」と井桁も興奮。

実はこの村には日本人との深い縁が。1917年に移民としてペルーへ渡った野内与吉が建設技術を生かして水力発電所から村に電気を通し、ホテルも建設。その功績から村長となったそう。ホテルの2階には裁判所、1階には郵便局や交番も置かれ、村はホテルを中心に発展していったという。
マチュピチュの入場チケットを購入。料金7,270円。※1日あたりの入場者数に制限がある為、繁忙期は販売解禁される2か月前から公式サイトでの購入をおすすめします。
向かったのは「大衆食堂メルカド」。牛肉・野菜・フライドポテトをご飯と一緒に味わうペルーの家庭料理「ロモ・サルタード」を注文。

「甘辛炒めみたい。ソースご飯に合う!」と井桁。アジアからの移民の影響を受けた、しょうゆベースの味付けが特徴だという。さらに主食サイズのラムスープもセットで登場するが、これで1人279円という安さ。
夜はこの日も民泊へ。宿泊費は1人1,710円(サービス料別途、シーズン等で変動あり※ディレクターと割り勘)。

ついにマチュピチュへ!雨季だからこそ見られる絶景
6日目。朝5時過ぎに起床し、いよいよマチュピチュへ!
マチュピチュは、文化遺産と自然遺産の両方の価値を持つ複合遺産。世界に約1,200ある世界遺産のうち、複合遺産はわずか41件しかないという。
アグアスカリエンテスから車で30分、マチュピチュの入り口へ到着。ここから徒歩で絶景ポイントを目指すが、11月から4月の雨期はオフシーズンのため格安な一方、霧が立ち込めて景色が見えない日もあるという。
しかし井桁には、雨期だからこそ見られる狙いの絶景があった。目の前に広がったのは、雲海。

「すごいよ!すごいよ!めっちゃ綺麗じゃない!?」「雲がかかってる感じ。神秘的」と、雨季ならではの景色に大興奮。
さらに高さ120mの石段を15分かけて登り、ついにマチュピチュの絶景ポイントへ。

1983年に世界遺産に登録されたマチュピチュ。その名は「老いた峰」を意味し、15世紀に栄えたインカ帝国が標高約2,400mあるアンデスの険しい山々に築いた空中都市で、1911年に発見されるまで、約400年もの間、山中に眠っていたという。
目の前に広がる景色に、「すっごいうれしい!」「ちょっとうるうるしそうだもん」と井桁は感動が止まらない。
なおインカ帝国には文字がなく、当時を伝える文書が残されていないため、その起源には多くの謎が残されている。
続いて石切り場へ。マチュピチュでは、広大な敷地の中で石材を調達し、街を築いていたという。

村全体に水を供給する水路も見学。約500年前に造られたにもかかわらず、今も機能しているという。
標高約2,400mという過酷な環境で人々がどのように生活していたのかも見どころのひとつ。標高差約400mに及ぶ段々畑では、トウモロコシやジャガイモなど高地食材を栽培していたと考えられている。
そして最後に現れたのは、マチュピチュを象徴する動物・リャマ。マチュピチュは、リャマやアルパカなど貴重な野生動物が生息する場所でもある。
こうして約2時間かけて、広大なマチュピチュを満喫した井桁。
旅の締めくくりには、アグアスカリエンテス村にある温泉「バニョス テルマレス」へ。

水温34℃の温泉で疲れを癒やし、5泊7日のコスパ旅は終了!今回の旅で使った金額は、5泊7日で10万9012円。
世界遺産マチュピチュまで10万円台(片道)で到達するという、史上最強のコスパ旅を見事に達成した。
