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 現役東大理系院生キャスターが誕生する。30日からテレビ朝日の情報番組「グッド!モーニング」(月〜金曜前4・55、土曜前6・00、日曜前5・50)の平日に出演し、スポーツコーナーなどを担当しロケも行う入江あんな(23)だ。理系院生キャスターは珍しく、スポニチ本紙取材に「新たな風を吹かせられたら」と意気込んだ。

 昨年の東大ミスコン出場を機に芸能界入り。4月から修士2年となるキャンパスでは人工での細胞生成の実現をテーマに研究中だ。実験結果を分析し分かりやすく報告することを繰り返す日々で培われた「分析力や人に伝える表現力」が強み。また、仮説から論理立てて結論を導く作業も「物事を伝える時の起承転結の構築に通ずる部分もある」と、研究にいそしむ姿勢が話す仕事に生きてくる。

 実験するにあたり、先行文献を徹底的に読み込みシミュレーションなどを行う下準備は欠かせない。同様に、出演が決まってから自宅ではニュース番組に意識的に触れるようにして備えてきた。「盗めるワードや構成を携帯にメモしたり、女性キャスターが言った一文を録音しながら自分で話してみて、どれぐらい似ているかを試したりしています」

 可愛らしいルックスとギャップがあり、元日向坂46で女優の齊藤京子(28)にも似たハスキーボイスも大きな特徴だ。「過去にはクラスメートに“寝起き”と指摘されたこともあってコンプレックスだった」と明かすも、制作側からは「落ち着いてスッと入ってくる」と高く評価されている。「声を使ったすてきな機会をいただけるとは夢にも思ってなかった」と喜んだ。

 研究との両立に「不安はあります」と漏らした。だが、「今後、学会などでプレゼンする機会が増えると思います。そのような場面で、キャスターの経験は絶対にプラスになる」と笑顔で語り、新たな挑戦へのワクワクが勝っている様子だ。

 研究を通して身についた論理、表現力と持ち前の声を武器に、平日の朝に新たな彩りを与えていく。(山内 健司)

 ◇入江 あんな(いりえ・あんな)2002年(平14)7月6日生まれ、茨城県出身の23歳。25年に東京理科大卒業後、東大大学院へ進学。総合文化研究科広域科学専攻生命環境科学系修士課程に在籍。同年10月に「セント・フォース sprout」に所属。自炊にハマっており、得意料理はチーズイン煮込みハンバーグ。1メートル64、血液型AB。