「追い越した車の運転手を見ていた」時速43キロではねられた女子中学生は未だ意識不明 酒田市亀ヶ崎で中学生が車にはねられた交通事故の初公判(山形)
今年8月、山形酒田市で横断歩道を渡っていた中学3年の女子生徒をはねたとして起訴された62歳の男の初公判がきょう開かれました。
男は起訴内容を認め、女子生徒をはねた時、自身が追い抜いた車の運転手の顔を見ていて、気が付かなかったと話しました。
女子生徒は現在も意識不明です。
■何があったのか
過失運転傷害の罪に問われていたのは、酒田市東泉町4丁目の無職の男(62)です。
起訴状などによりますと男は今年8月、酒田市亀ヶ崎で軽乗用車を運転中、横断歩道の前で停車していた車を追い越した時、横断歩道を渡っていた中学3年生の女子生徒をはねたとされています。
その時の速度は時速43キロでした。
関係者によりますと女子生徒は今も意識が回復しない状態が続いています。
■「仕事に遅れそうで...」
きょうの初公判で男は、「間違いございません」と起訴内容を認めました。
被告人質問で検察側から事件当時について質問された男は、「仕事に遅れそうで、さらに妻に嫌味を言われ荒っぽい運転をしてしまった。追い越した車の運転手を見ていて、被害者に全く気づかなかった」などと話しました。
弁護側から今後の免許の取得について質問されると、「もう運転する気は一切ございません」などと話しました。
また被害者の家族は意見陳述で、「事故の前まで友人と元気に笑い合っていた娘が
突然奪われてしまった。自分勝手な運転をした加害者を私は絶対に許すことはできません」などと話しました。
■求刑は
検察側は男の犯行について、「意図的に危険な運転を行なった結果発生した。被告人の過失は極めて重大」などとして拘禁4年6か月を求刑。
弁護側は「被告人は反省しており、今後2度と繰り返さない」などとして、執行猶予付きの判決を求めました。
判決は今月28日に言い渡される予定です。
