イヤホンの命とも言える「フィット感」ばつぐんのモデルがソニーから登場
フィット感は重要です。
今ではかなり一般的な存在となってきた完全ワイヤレスイヤホンですが、使っていない人たちからはよくこんな質問をされます。
「完全ワイヤレスイヤホンって、ポロっと取れそうで怖くないですか?」
分かります、その気持ち。有線イヤホンの場合、耳から外れてもケーブルでつながっていますけど、完全ワイヤレスイヤホンは外れたら床に真っ逆さまだし、転がってどこかに行っちゃうこともしばしば。「イヤホン片耳なくしちゃった」という話もよく聞きます。
そんな、完全ワイヤレスイヤホンに不安を持っている人たちにおすすめできる製品がソニーから登場しました。それが「LinkBuds Fit(リンクバッズフィット)」です。
耳にス…っとフィットする
「LinkBuds Fit」の特徴は、製品名にもなっているフィット感。つけ心地が良くて外れにくい。その秘密は2つのパーツにあります。
1つが、このフィッティングサポーター。シリコン製の水滴のような形をしたこのパーツは柔軟性があり、なおかつ先端のツノの部分は空洞構造になっています。指で押すとふにゃっと曲がる感じですね。
イヤホンを装着すると、このツノの部分が耳の内側のへこみに引っかかる仕組み。耳穴だけで支えるタイプと異なり、外側からも支えてくれるわけです。
この構造を持つ完全ワイヤレスイヤホンはよくありますが、「LinkBuds Fit」のツノは柔軟性が高く、よりフィットしてくれる感じがします。
また、耳穴に押し込むイヤーピースは一般的なイヤーピースより背が低く、耳穴の浅い場所で耳を密閉するようになっています。奥にギュっと押し込まなくて良いので、圧迫感を感じにくくラク。
ソニーの他モデルとイヤーピースの高さを比べると一目瞭然です。
実際に初めて装着したときの感想も「あれ、なんか耳がラク?」でした。「ギュ!」ではなく「ス…」って感じで装着できるんですよ。
このフィット感の優しさを例えるなら…そう、まるで自分の耳に優しいスライムがくっついてるような、あるいはイヤホンの妖精がそっと支えてくれているような。
装着してジャンプや首振りなども試してみましたが落ちません。これは外側から支えるフィッティングサポーターが良い仕事してますね〜。
イヤホンは長時間つけると耳穴に痛みを感じることもありますが、これもイヤーピースの低さのおかげか、長時間でも気になりませんでした。
もう一つ大事なこと。イヤホンのフィット感は聞こえる音の質にも影響します。しっかりフィットした状態でこそイヤホン本来のポテンシャルが発揮されるのです。
軽量、多機能、高音質の三重奏
「LinkBuds Fit」の重量は4.9g。ソニーのフラッグシップイヤホン「WF-1000XM5」が5.9gなので、かなり軽量な部類です。サイズ感も約10%小さく、耳に装着するガジェットとしてこれだけ小型化してきたのはさすがの技術力。
「小型軽量ってことは音質はあんまりなのでは?」と、そう思うかもしれまんせがご安心を。
なんと「WF-1000XM5」と同じダイナミックドライバーXや、総合プロセッサーV2を搭載していて、なおかつハイレゾワイヤレスやDSEE Extremeによるアップスケーリングにも対応。この小型ボディに、フラッグシップモデルの技術を惜しげもなく詰め込んでいるんですよ。贅沢だなぁ…!
アクティブノイズキャンセリングの高性能ぶりも特筆したいところ。また、外音取り込みの性能にいたってはソニーの完全ワイヤレスイヤホンでは最高クラスなんだとか。実際、イヤホンをつけた状態でも周りの音が自然に聞こえました。しかも、自動でノイキャンや外音取り込みの音量を調整してくれる「オートNCオプティマイザー」機能も搭載。いちいち調整する必要がないのはラクですね。「没入」と「ながら聞き」が両立されている感じです。
実際に音楽を聞いてみると、ピアノのキレやキックの強さも申し分なし。編集部でジャミロクワイのアルバムを聞いてたんですけど、ちょっと試聴するつもりが20分くらい聞き入ってしまいました。心地良いサウンドは時が経つのを忘れさせるよなぁ…。
スマホアプリ「Sony Sound Connect」を使ってイコライザーをいろいろ調整するのも楽しいですよ。
バッテリーはイヤホン単体で約5.5時間(ノイキャンON)、充電ケース込みで合計21時間の連続再生が可能。ハイレゾコーデックのLDACやLC3に対応しており、ハイレゾ音源を楽しみたいニーズにも応えてくれます。
あと思ったのは、デザインが独特だなーということ。完全ワイヤレスイヤホンってどれも同じようなデザインになりがちだけど、なんだかツノが生えた生物っぽいなって。クリオネとか連想しちゃう。
別売アクセサリーでによる豊富なカスタムカラー
「LinkBuds Fit」は、グリーン以外に、ブラック、ホワイト、アーティストコラボモデルのバイオレットと4色が用意されています。
本体ケースのデザインも洗練されていていい感じ。グリーンとホワイトに関しては蓋の部分がマーブル柄になっていて、個体によってマーブル模様も異なります。まさしく世界に一つだけの、自分だけのモデル。
それだけではありません。別売りでケースカバー(カラビナも付属!)とフィッティングサポーターも5色ずつ用意されていて、お好みの組み合わせでカスタム可能なんですよ。ソニーストアではケースカバーは上下異なるカラーを選べ、さらに細かいカスタムができます。誰とも被らないオリジナルの完全ワイヤレスイヤホンを作り出しちゃいましょ。
ずっと聞けて、ずっと快適
「LinkBuds Fit」は、イヤホンの重要要素ともいえるフィット感を突き詰めたモデル。そのフィット感はビーズクッションにからだを沈めるかのごとく、優し〜く耳にハマってくれます。負担がない=ずっと使っていられるってことですからね。
イヤホンポロリが怖かったあなたも、これならば納得でしょう。さぁ、その耳で極上のフィット感を味わってみてください。
イヤホンと連携して使えるスピーカーもあります
「LinkBuds Fit」と連携して使える「LinkBuds Speaker」もユニーク。家に帰ってから「LinkBuds Fit」をケースに収納すると、再生中の音楽は「LinkBuds Speaker」で引き続き流すことができます。外と自宅とでシームレスな音楽体験を味わえる、まさに相棒のようなスピーカーですよ。
Source: ソニー