試合後に小澤大嗣に襲撃され、ダメージを残したＧＨＣヘビー級王者・清宮海斗

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　ノアのＧＨＣヘビー級王者・清宮海斗（２８）が杉浦貴（５４）を退け、６度目の防衛に成功した。

　１７日の愛知・ドルフィンズアリーナ大会では、次期挑戦者決定戦で丸藤正道を撃破したベテランを迎え撃った。旗揚げからノアを支えた先輩に果敢に攻め込む清宮だったが、強烈なエルボーを連発されアンクルホールドで締め上げられると大悶絶。１５分過ぎには大の字になってしまう。

　それでも雪崩式オリンピック予選スラムを耐えると、コーナーから雪崩式のシャイニングウィザードを発射し、形勢逆転に成功。その後もシャイニングウィザードを乱れ打ち、プロレスＬＯＶＥポーズを決め、最後は相手の頭を抱え込んだ状態で放つ変型閃光魔術弾で３カウントを奪った。

　試合後、マイクを持った清宮は「杉浦さんの大きな背中を見て育ってきました。これからはこのノアを清宮海斗と若い力に任せてください！」と絶叫。杉浦も親指を立てて応じた。

　杉浦を見送った清宮は、この日のセミファイナルで引退試合を終えた齋藤彰俊に向け「齋藤さん！　安心してください、ノアには俺たちがいます！」とメッセージ。さらに「ノアの未来、明るいでしょう。プロレスリング・ノアは歴史とともに新しい時代へ進んでいきます。ニュージェネレーション革命の始まりだ！」と叫んだ。

　すると、突然「オールレベリオン」の仲間である小澤大嗣に背後から襲撃された。小澤は１０月に英国遠征から帰国後、練習中に左足立方骨を骨折し、欠場中だった。

　さらにそこにヨシ・タツ率いる極悪集団「ＴＥＡＭ２０００Ｘ」が駆けつけ、小澤は受け取った黒い松葉づえで清宮を何度も殴りつけた。しかもバックステージでは、練習生時代に清宮にいじめられた過去と、清宮に同棲している彼女がいることを暴露。挙げ句の果てには来年１月１日の東京・日本武道館大会で清宮の持つＧＨＣ王座に挑戦することを表明し、高笑いしながら去って行った。

　これに清宮は「裏切りか…あんなヤツ、ベルトをかける価値なんてない！」と王座戦を拒否。ボロボロの状態でバックステージを後にした。まさかのバッドエンドとなった齋藤の引退興行。方舟マットはどうなってしまうのか。