大統領選終了後、ホワイトハウスで対面したバイデン大統領(右)とトランプ次期大統領(ロイター)

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 人気ポッドキャスターのジョー・ローガンがトランプ次期大統領が選挙でカマラ・ハリス副大統領に勝った理由について衝撃的な主張をした。バイデン大統領がトランプ氏に投票したと断言した。米メディア・USデーリー・リポートが16日、報じた。

 先日、トランプ氏がホワイトハウスを訪れ、バイデン氏と会談し、政権移行について意見を交わした。この際、政治的に左派で民主党寄りのコメンテーターらは「バイデン大統領はトランプ次期大統領の訪問中、あまりに友好的だった」などとコメントした。

 バイデン氏の側近らは「バイデン氏は政権移行ができるだけスムーズに進むように努めているだけだ」と主張するが、MAGA(メーク・アメリカ・グレート・アゲイン=トランプ支持者)支持者は、バイデン氏がハリス氏を嫌うあまり、結局この不動産王に投票したと考えている。

 長時間にわたる会談中のバイデン氏の喜びようはSNSで話題となった。この説を支持する人々は「討論会でひどいパフォーマンスを見せた後、7月に選挙戦から脱落させられたことにバイデン氏が激怒し、復讐としてひそかにトランプ氏に投票した」と述べている。

 その考えを裏付ける具体的な証拠はない。バイデン氏は民主党の理念のために生涯をかけて戦ってきたからだ。

 トランプ氏を支持した人気ポッドキャスターのジョー・ローガンは「ホワイトハウスでのバイデン氏の喜びようについてはMAGA支持者が正しい」と考えている。

 ローガンにとって、バイデン氏が隠れトランプ支持者であることは疑いようがない。

「バイデン氏はトランプ氏に投票した。保証する。人生であいつがあんなに幸せそうなのを見たことがない。彼は負けた。彼の政党は負けた。そして彼は幸せだった」

 さらにローガンは「バイデンのクソみたいな笑顔を見てみろよ。自分の子供が結婚した時みたいだ…あのクソ野郎は人生でこれほど幸せを感じたことはない。あのビッチ(ハリス氏)。彼女は倒れた。彼が幸せじゃなかったなんて言えないだろう。あのクソ野郎は幸せだった。例えば彼がMAGAの帽子をかぶって、飛行機に持って行った時のように。あのクソ野郎は幸せだった。顔には満面の笑みが浮かんでいた。バイデンはトランプに『おかえり』と言ったんだ」と付け加えた。

 9月、バイデン氏がトランプ氏のロゴ入りの帽子をかぶり、満面の笑顔を浮かべた写真がSNSで出回った。バイデン氏がペンシルベニア州シャンクスビルの消防署を訪問した際、会場にいた男性の帽子を一時的にかぶったもので、ホワイトハウスは「写真は超党派の団結を表したものだ」と説明した。