◆米大リーグ ナ・リーグ優勝決定シリーズ メッツ―ドジャース(16日、米ニューヨーク州ニューヨーク=シティフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が16日(日本時間17日)、リーグ優勝決定シリーズ(4戦先勝)第3戦の敵地・メッツ戦に「1番・DH」で先発出場。第3打席も5回先頭の走者なしで回ってきて右飛だった。

 メッツ先発のL・セベリーノ投手(30)とは今季レギュラーシーズンでの対戦はなかったが、エンゼルス時代は通算6打数3安打の打率5割、1本塁打と得意にしていた。右腕は前日会見で、地区シリーズで大谷を計6打数無安打に封じたダルビッシュ(パドレス)の投球を参考にする考えを明かしており、初回先頭の第1打席は一ゴロ、3回先頭の第2打席は四球だったが、またまた先頭打者となった3度目の対戦でも快音は生まれなかった。

 大谷はポストシーズン(PS)に入り、この日の第2打席まで走者なしの場面で20打数無安打3四球と23打席ノーヒットだったが、24打席目もアウトとなった。前日の会見では「感覚自体は悪くないと思っている」と明かし、「大きく変えるよりはシーズン中に良かったポイントをしっかりと継続していくというのがこの短期においては、結果を残していく上で大事かなと思う」と話していた。試合開始時の気温は11度。試合前のスタメン紹介からブーイングも飛んだが、寒さとともに吹き飛ばしたいところだ。

 大谷はレギュラーシーズンでは54本塁打、130打点で2冠に輝き、打率3割1分、59盗塁はリーグ2位と圧巻の成績を残した。目標のワールドシリーズ制覇に向けて残り7勝。ここからが本領発揮となるか。