前川

写真拡大

 阪神・前川右京外野手(21)が14日、みやざきフェニックス・リーグへ向けてスイングの修正をテーマに掲げた。「バットが外回りする。内から出さないとインコースも打てないので。インサイドアウトを徹底的に染みこませたいなと思う」。17日に始まる第3クールから参戦予定。“終戦”から一夜明け、鳴尾浜で再出発を誓った。

 今季は自己最多116試合に出場。キャンプからノイジーと左翼を争い、打率・269、4本塁打、42打点の成績を残した。初めて1軍を完走したが、シーズン中に課題を克服することは難しかった。「やりたくてもできなかった。フェニックスは結果うんぬんより、インサイドアウトをちゃんと身に付ける」。同リーグ期間中だけでなく、秋季キャンプでもインサイドアウトのスイングを心がけ、来季へ備える。

 「1年間、1軍でできたので、岡田監督に感謝して来季につなげたい」

 今季限りでユニホームを脱ぐ指揮官への恩返しとともに、さらなるブレークを誓う。「もう一回、体も全て作り直して、来年にもう一回勝負できるように形を作りたいなと思います」。藤川新監督の下、来季の目標は不動のレギュラーだ。

 前川のほか、小野寺暖外野手(26)、小幡竜平内野手(24)、井上広大外野手(23)も17日から同リーグに参戦する。ライバルと火花を散らし、成長につなげていく。