柳葉敏郎の“圧”に、矢本悠馬ピリリ!「めっちゃ調子悪かったですね」

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俳優の柳葉敏郎(63)矢本悠馬(34)女優の福本莉子(23)らが11日、都内で映画「室井慎次 敗れざる者」(本広克行監督)の初日舞台挨拶を行った。

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1997年にスタートしたドラマ「踊る大捜査線」シリーズに登場する、柳葉演じる室井慎次を主人公とした映画2部作の前編。警察を辞め、故郷へ帰った室井だったが、ある死体の第一発見者となってしまう。

12年ぶりの“再始動”のオファーを受けた柳葉は「断ろうと思いました。もう室井がイヤだったからです」と当初を振り返ったが、監督たちと話し合いを重ね、「室井に対する熱い思いが感じられまして、覚悟を決めてやらせていただきました」と経緯を明かした。

撮影は故郷の秋田で行われ、「家から目と鼻と口の先でロケをやったり、母校で撮影したり、うれしい反面、現場に足を向けるのが恥ずかしかった」と照れ笑い。「いろんな感情を含め、お世話になった地元の方に少しでもお恩返しできていればいいなと思いながら(撮影期間の)4カ月を過ごした」と地元への思い入れも話した。

同シリーズ初参加となる矢本は劇中、シリアスなストーリーの中で一息つける“お笑いパート”を担当。撮影の初日には柳葉から「(矢本演じる)乃木がスベったら、この映画はヤバいぞ」とプレッシャーをかけられたそうで、「セリフを言う前だったんで、のどがカラカラになっちゃった。期待されているのはうれしかったけど、重すぎて、最初らへんは、めっちゃ調子悪かったですね」とぶっちゃけ。

これに柳葉は「いやいや、本当にごめんねぇ」とニヤリ。「でも出来上がった作品を見て、矢本くんでよかったなって思うし、思っている以上のものを表現してくれたんで、ありがとうね」とねぎらった。