ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

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地区シリーズ第4戦

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、敵地で行われたパドレスとの地区シリーズ第4戦に「1番・DH」で先発。4回の走塁でアンラッキーな憤死となるシーンがあった。ヒットで本塁へ突入したが、打球が三塁塁審の手にあたっており、三塁手マチャドがこれを処理した。大谷はベンチで珍しく怒りの仕草を見せる場面もあり、米記者たちも「チャンスは広がるべきだった」などと指摘している。

 大谷は2回に右前適時打を放ち、4回1死からは四球で出塁。その後、中飛で二塁へタッチアップする好走塁もあった。しかし、3番テオスカー・ヘルナンデスの打席で不運も。三塁手マチャドが打球をはじき、大谷は三塁を蹴ってホームへ。ここでボールが三塁塁審の腕に当たってしまい、失速した。これをマチャドが処理して本塁へ送球し、大谷はタッチアウトとなった。

 大谷が本塁へ向かう直前、三塁ランナーコーチはストップを指示していたが、間に合わなかった。ベンチに戻った大谷は、映像を確認したのか声を張り上げ、珍しく怒りの様子も見せた。

 X上でも米記者たちが驚いていた。米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のアナリストのベン・バーランダー氏は「ショウヘイ・オオタニは、審判にボールが当たった映像を見て、幸せでは無さそうだ」と投稿。地元局「ESPNロサンゼルス」のブレイク・ハリス記者も「ショウヘイ・オオタニは三塁塁審の“妨害”に不満のようだ」と紹介し、米専門メディア「ドジャース・ネーション」のノア・カムラス記者は「オオタニはマチャドに刺される前、三塁塁審にボールが当たった映像をみて当然怒った。ドジャースは6-0リードを得てチャンスは広がるべきだった」と指摘していた。

(THE ANSWER編集部)