代表メンバーを発表した侍ジャパン・井端監督(撮影・佐藤厚)

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 野球日本代表は9日、11月の国際大会「ラグザス presents 第3回 プレミア12」に出場する28選手を発表した。井端弘和監督(49)は東京都内での会見で、侍初選出となった阪神・才木浩人投手(25)にも大きな期待を寄せ、先発起用を明言した。

 追いかけ続けた若虎をついに日本代表メンバーに加えた。抜てきした才木について井端監督は、凜(りん)とした表情で「毎年、成長してます。今年は1シーズンを通して、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれましたので」と言葉に大きな期待を込めた。

 今回の「プレミア12」の先発陣は、昨年のWBC世界一メンバーでもある戸郷(巨人)、高橋(中日)、伊藤(日本ハム)らが軸になる可能性が高い。その豪華メンバーの中でも「まだどこ(の試合)で投げるかは言えないですけど、先発として期待してます」と才木の起用法の一端を明らかにした。

 前々からポテンシャルの高さを認め、逸材をマークし続けてきた。今年6月には甲子園を訪れ阪神−西武戦を視察。「ボールは強いですし角度もあります。国際試合で十分戦力になるピッチャーかなとは思っています」と高評価していた。昨年11月の「アジアプロ野球チャンピオンシップ」でも代表候補として注目していた経緯もあり、ずっと熱視線を送ってきた。

 才木を含めて今回、侍ジャパンに初めて選んだ選手たちについて「レギュラーシーズン同様、やってくれることを期待してますし全員、切り札かなと思ってます」と力強い口調で語った。“フレッシュ侍”たちを率いて「プレミア12」の連覇を狙う。