高市早苗

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 自民党総裁選(27日投開票)に立候補している高市早苗経済安保相が19日に自身のX(旧ツイッター)を更新。中国広東省深センにある日本人学校の近くで同校に通う10歳の男児が、44歳の中国人の男に刺され、19日に死亡した事件をめぐり中国政府を批判した。

 高市氏は「登校中に男性に襲われ治療を受けておられた深圳日本人学校の児童が19日未明に他界されました。余りにも辛く悔しい事です」と苦しい胸の内を吐露し、「御家族の深いお悲しみを思いますと、お慰めの言葉も見付からないのですが、謹んでお悔やみを申し上げます」と悼んだ。

「犯人の動機や事件の背景について、未だに中国当局からは、何も明らかにされていません。外務省から何度も申し入れをしているのだとは思いますが、中国政府には、滞在中の日本人の安全を守る為の具体的な対策を示して頂く事を求めます」と中国当局への強い姿勢を示した。

 続けて「運用基準が曖昧な『反スパイ法』についても同様です。拘束されている日本人の早期解放を求めます。安心して滞在できない国というイメージは、中国にとってもマイナスでしかありません」と批判した。