地方の食材や美食が月餅に 中国貴州省

 【新華社遵義9月16日】毎年、中国の伝統的な祝日、中秋節(旧暦8月15日、今年は9月17日)が近づくと、個性豊かなさまざまな味の月餅が話題を集める。貴州省遵義市では地元の食品メーカーが、食用キノコの鶏樅菌(オオシロアリタケ)や鶏肉を唐辛子や花椒などで炒めた「辣子鶏」など、地元の特色ある食材や美食を取り入れた月餅を打ち出し、多くの若者に好評を博しているという。

 これらの「新しい」テイストの月餅も、何度も試食を繰り返して完成させた。メーカーの狙いは地方の特色ある食材や美食を広め、伝えることにあり、革新的な味であると同時に、地方の飲食文化の発掘と提案につながっている。(記者/呉斯洋)