試合前のトーマス・フランク(左)とペップ photo/Getty Images

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プレミアリーグで5連覇を目指すマンチェスター・シティは第4節でブレントフォードと対戦。試合開始直後に失点を許すも、前半のうちにアーリング・ハーランドが2ゴールを決め、勝利を飾った。

ノルウェー代表FWが素晴らしい決定力を披露したから良かったものの、ペップ・グアルディオラ率いるシティはブレントフォード相手にかなり手を焼いていた。

特に序盤は完全にアウェイチームが主導権を握っており、シティを圧倒していた。後方からのビルドアップではGKマルク・フレッケンを組み込むことで「+1」を作り出し、何度もシティのハイプレスをかいくぐっている。ハイプレスに出ればマンマークで出口を潰し、シティとしては珍しく思うようにビルドアップができていなかった。

「ここ8、9年でブレントフォードが最初の20分で見せたようなプレイをするチームは思い出せない。彼らの功績は認める。我々はベストな状態ではなかった。対処するのは簡単ではない。彼らは0-3でリードするのに値した」

「彼らはボールを持つたびにチャンスを作り出す。(シティ相手に)このような状況を作り出すチームは記憶にない。ロングボール、デュエル、ショートパス、彼らはラインを突破する術を知っている。切り替えが速く、リカバリーとセットプレイに長けている。並外れたチームだ」

英『Manchester Evening News』ではシティを苦しめたブレントフォードをペップが絶賛している。失点後から20分までは完全にブレントフォードペースで、シティは満足にボールを持つことすらできなかった。中盤がすべて30代の選手で構成されていたことも関係したのか完全に走り負けており、今後ブレントフォードの戦いを参考にしてくるチームは出てくるだろう。

「どのコーナーでも頭の痛いところを突いてくる。非常にコンパクトで、ハイプレスを仕掛けてくる。トーマスは最高の監督の1人だ」

英『BBC』ではペップがブレントフォードの指揮官トーマス・フランクを称賛するコメントを取り上げている。また、ペップはフランクがビッグクラブを率いていないことについて問われると、「それは時間の問題」であると今後のステップアップに期待する発言を残している。

3冠を達成した22-23シーズンにシーズンダブルを許すなど、ブレントフォードを苦手としているシティ。今季最初の対戦では無事勝利を収めることができたが、1月に予定されているアウェイゲームでは勝ち点3を獲得することができるのだろうか。