上田綺世だけじゃない!レーザーポインターを照射された世界のスターと色の危険性
2026年W杯に向けたアジア最終予選で2連勝を飾った日本代表。
ただ、敵地で行われたバーレーン戦ではPKを蹴る上田綺世の顔面にレーザーポインターが照射されたことが物議を醸した。
日本のテレビ番組では、専門家が最悪の場合には失明のおそれもあると伝えていたほど。
残念なことにサッカー界では、スター選手にレーザーポインターが照射されるケースは珍しくない。
エジプト代表モハメド・サラー
Mohamed Salah before his penalty miss against Senegal. pic.twitter.com/szlmfxDJkN
— ESPN FC (@ESPNFC) March 29, 2022
2022年のセネガル戦でPKを蹴る際に照射
ベルギー代表ケヴィン・デブライネ
2024年のEUROウクライナ戦でフリーキックを蹴る際に照射
オランダ代表フィルヒル・ファンダイク
2023年のEURO予選ギリシャ戦で照射
フランス代表キリアン・エムバペ
PSGの試合で照射
ブラジル代表ネイマール
2022年のパリで行われたチュニジア戦などで照射
アルゼンチン代表リオネル・メッシ
バルセロナやPSGでの試合や代表戦などで照射
ポルトガル代表クリスティアーノ・ロナウド
レアル・マドリーやユヴェントスの試合で照射
例として挙げたのは、ごくごく一部であり、レーザーポインターの照射を受けた選手は数多い。
デンマーク代表GKカスパー・シュマイケルは、EURO2020のイングランド戦で顔面にレーザーポインターを照射された。その後、UEFAは、イングランドサポーターにレーザーポインターの使用、相手国の国歌妨害、花火打ち上げがあったとして、イングランドサッカー協会に罰金3万ユーロ(468万円)を科した。
『BBC』でも、強力なレーザーポインターを目に照射された場合、視力障害や失明の可能性があるとしている。
実際、英国では航空救急隊の隊員が、高度1500フィート(457メートル)でヘリコプターを飛行中にレーザーポインターを照射され、角膜にやけどを負う事件もあったそう。
英国では2018年の法律改正によって移動中の車両にレーザーを照射することは犯罪になり、最高で5年の懲役と無制限の罰金に処せられる可能性がある。
店頭で売られている赤色のレーザーペンは光が比較的弱いため健康リスクはほぼないそう。ただ、より強力なものがオンラインで入手できる状況にあるという。
緑色の光は、人間の眼がその色に敏感なため、特に有害な可能性がある。ただ、赤色レーザーや特に青色レーザーは、人の眼がその色に敏感でないため、実際にはより危険だとか。つまり、瞬きをしたり、光からすばやく目を背けたりすることができないためだそう。