女優の久保田紗友と、ダンス&ボーカルグループ・THE RAMPAGEの長谷川慎が、10月スタートのABCテレビ・テレビ朝日のドラマ『離婚後夜』(テレビ朝日10月12日スタート毎週土曜26:30〜、ABCテレビ10月13日スタート毎週日曜24:10〜)に出演する。

『離婚後夜』ビジュアル=テレビ朝日提供

○■佐野晶哉、地上波連ドラ初主演『離婚後夜』

LINEマンガ4,000万PV(※2024年8月時点)を突破した大人気WEBTOON作品『離婚後夜』(原作:*あいら*/taskey STUDIO)を実写化する今作は、ヒロイン・香帆が超モラハラ夫に尽くし続けながらも離婚を決意し、行きつけのカフェで出会った店員と恋に落ちていく溺愛シンデレラストーリー。佐野晶哉(Aぇ! group)の地上波連続テレビドラマ初主演作としても話題を呼んでいる。

カフェでバイトをしている大学生・宝条伊織(佐野晶哉)は、大企業の社長を父に持ち、これまで損得勘定で近づく女性が多く、恋に興味を持てないでいた。そんな中、カフェの常連客で小説家の香帆(久保田紗友)と、思いがけない出会いを果たし、惹かれていく。一方の香帆は、夫の真也(長谷川慎)から強烈なモラハラを受けながらも、懸命に真也を支え続けていた。だがある日、真也の浮気現場を目撃。しかも、悪びれることなくなじり続ける真也に、香帆は離婚を決意するのだった。自分に自信を持てず、失意の真っただ中にいた香帆の心を埋めたのは、伊織の純真な想いだった――。

○■久保田紗友・長谷川慎の出演が決定

高校時代の同級生・真也と10年交際の末に結婚し、新人小説家としても注目を集めていた金織香帆。結婚を機に仕事を抑え、家事に専念しつつライターとして働きながら夫を支え続けていたが、浮気現場を目撃したことで離婚を決意する。演じる久保田は、2013年に『神様のイタズラ』(BS-TBS)で主演に抜擢され注目を集めると、数々のドラマ、映画など多彩に活躍。ドラマ主演作『鈍色の箱の中で』(テレビ朝日系)、鈴鹿央士とのW主演『ホリミヤ』(TBS系)、映画『サヨナラまでの30分』、『Love Will TearUs Apart』など多くの作品に出演。現在、前田公輝とのW主演ドラマ『私をもらって』(日本テレビ系)に出演中で、2025年放送のNHK 大河ドラマ『べらぼう 〜蔦重栄華乃夢噺〜』出演が決定している。





香帆の夫で、会社では出世頭の営業マンである金織真也。仕事はデキるが、家庭では香帆のことをさげすみ、自分では一切しない家事に対しての要求も無茶ぶりレベル。典型的なモラハラ夫で、浮気がバレても一切悪びれることがない。そんなモラハラ真也を演じる長谷川は、2014年にTHE RAMPAGEの正式メンバーとなり、2017年に「Lightning」でメジャーデビュー。『PRINCE OF LEGEND』でドラマ&映画初出演を果たすと、以降、数々のドラマ作品にも出演。近作に『顔だけ先生』(フジテレビ系)、『シガテラ』(テレビ東京系)などに出演し、『恋をするなら二度目が上等』(TBS系)でドラマ初主演(古屋呂敏とのW主演)。2023年には舞台『ロミオとジュリエット』では、ロミオ役を快演した。





○■久保田紗友コメント

――『離婚後夜』というタイトルの印象からお聞かせください。

最初、少し大人の物語なのかなと身構えたのですが、原作を読ませていただいて、バツイチから始まるピュアな恋愛物語で安心しました(笑)。バツイチ26歳という設定、そしてお淑やかで柔らかい香帆のような役柄に初めて出会ったので、私を通した時にどのような人物に出来上がるのか私自身も未知で楽しみになりました。

――原作の印象はいかがでしたか?

原作は面白くてあっという間に読み終えてしまいました。どんなに長い時間費やしていたとしても終わりは呆気なかったり、ひょんなことから世界が変わったり、きっと生きていたら誰もが経験することだと思います。どんな経験にも意味があって、必ず自分を成長させてくれる材料になっていく。この作品はラブストーリーという括りだけではなく、登場人物全員が経験を通して成長していく物語でもあると感じました。

――演じる香帆についての印象は?

香帆は人の幸せの為なら自分を犠牲にできる慈愛の心を持っている女性で、その優しさ故に人に頼ったり悩みを人に打ち明けられず一人で全て抱え込んでしまい、生きづらさを感じている女性なんだろうな、と。ですが、自分の信念は大切に守り抜く強さを 秘めている女性でもあるんだろうなと思いました。

――演じる上で楽しみにされていることは?

キャストやスタッフの皆さんは初めましての方たちばかりなので、皆さんとの化学反応でどのような香帆像になっていくのか楽しみです。読み合わせの段階で、佐藤快磨監督が「いつも以上に意識的に相手の目を見ながら芝居をして、その中で動くものを大切にしたい」と仰っていました。

伊織くんといる時の香帆、真也といる時の香帆、相手が違えば当たり前に空気感も変わってくると思いますが、相手との距離感や瞳の奥の感情を繊細に掬って丁寧に香帆を演じられたらと思います。

――では、ドラマを楽しみにしているみなさんへメッセージを。

過去に捉われずに前に進んでいく香帆の姿や、純粋に人を愛する伊織くんの姿に心が救われたり、ピュアな気持ちを取り戻したり、そんなドラマになればいいなと思います。ぜひ楽しみにしていて下さい。

○■長谷川慎 コメント

――『離婚後夜』というタイトルの印象からお聞かせください。

"離婚"という言葉が入っているので、見た時は少しネガティブな印象を受けましたが、"後夜"が後に続いているので離婚後どういう展開になる話なのか……と、とても気になりました。

――原作の印象はいかがでしたか?

読み始めは僕が演じさせて頂く真也と、久保田紗友さん演じる香帆の関係がとても強く出ていて、少し複雑で緊張感のある作品だと思っていたのですが、離婚後に香帆が伊織と出会う事でどんどん香帆と作品自体が明るくなっていく……そんな印象を受けました。

――演じる真也役についての印象は?

"モラハラ夫"という役で、最初はそんな真也に対して怖い印象を持っていましたが、台本を読み進めていくと香帆への“愛”が垣間見られる瞬間が所々にあったりして。実は人間味のある人なのでは、と今では感じています。

――演じる上で楽しみにされていることは?

これまで演じてきた役の中でも、今回の真也役は自分の引き出しにはまだなかった役なので、どう演じていけるか、どんな自分になれるかが楽しみです。

――では、ドラマを楽しみにしている視聴者のみなさんへメッセージを。

香帆に対してモラハラをしてしまい、とても冷たくて怖い部分が沢山あります。ですが、見えにくいかもしれませんが、そこには真也なりの考えや葛藤があり、しっかりと愛が隠れていてそんな真也がとても人間味があり魅力的に思えます。そして、離婚して大切な存在を失って、失った時に気付く"当たり前"がいかに幸せだったかにも気付かされます。シチュエーションは違うかもしれませんが、皆さんの中にもきっとそんな瞬間が今までもあったと思います。"当たり前"なんて事は一つもないと思い、今ある環境や周りの方々に感謝する気持ちを改めて感じて頂ける作品にもなっていると思います。ぜひ楽しんでご覧ください!



【編集部MEMO】あらすじ

カフェでバイトする宝条伊織(佐野晶哉)は大学生。大企業社長の父を持ち、容姿端麗。周りの女子から注目されているが、損得勘定で近づいてくる人達に対して強い警戒心を抱いている。ある日、カフェの常連客で小説家の香帆(久保田紗友)と思いがけない出会いを果たし、初めて本気の恋に落ちてしまう。一方の香帆は夫・真也(長谷川慎)からモラハラを受けながらも、夫を支え続ける日々を送っていた。しかし、夫の浮気現場を目撃してしまう。香帆は思い切って真也を問い詰めるが、「一回の浮気くらいで文句言うなよ」と悪びれるどころか、「お前で妥協した」、「俺はいつだって離婚したっていいと思ってるからな」と、香帆をなじるのだった。そんな真也の言葉に深いショックを受けた香帆は離婚を決意する。香帆が離婚したことを知った伊織は、初めて本気で恋心を抱いた気持ちを香帆へと伝えていく。伊織の想いを受けながらも、哀しみに暮れ自信を持てないでいる香帆。

しかし、伊織のピュアで真っすぐな行動が、徐々に香帆の心を解いてゆく。そして、“情”と“愛”の間で揺れ動く気持ち──。“離婚後夜”から、伊織と香帆にとっての本当の“初恋”が、始まる。