山本由伸の復帰登板に「非常に感銘を受けた」 4回8Kの快投を指揮官絶賛「希望の兆しだった」
本拠地カブス戦で約3か月ぶりに復帰登板
米大リーグ・ドジャースの山本由伸投手が10日(日本時間11日)、本拠地カブス戦に先発登板。約3か月ぶりの復帰登板で4回4安打1失点8三振の快投を見せた。試合は降板後の8回に一挙5失点を喫し、3-6で逆転負け。山本に勝ち負けはつかなかった。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督はブランクを感じさせない投球を「希望の兆しだった」とたたえた。
メジャー復帰登板の初回に強烈なインパクトを与えた。山本は先頭打者のハップからワンバウンドになるカーブで空振り三振を奪うと、2番スワンソン、3番鈴木誠也も連続三振。2回に先制を許すも、多彩な変化球と最速97.9マイル(約157.6キロ)の直球でその後も空振りの山を築いた。
6月16日(同17日)のロイヤルズ戦で途中降板し、右肩腱板の損傷で負傷者入りしていた山本。3か月ぶりの公式戦復帰登板のため球数制限があり、5回から救援投手にマウンドを譲ったが、4回4安打1失点、8奪三振の快投だった。
米カリフォルニア州地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の試合後番組はロバーツ監督の会見を中継。指揮官は「非常に感銘を受けた。試合に負けるのはもちろんいい気分ではないが、間違いなく今夜の希望の兆しだった」と山本の復帰登板をたたえた。「速球の制球、変化球、スプリット、全てが完璧だった。非常にエキサイティングだったよ」と称賛を惜しまなかった。
(THE ANSWER編集部)