大谷翔平(C)共同通信社

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 大谷翔平(30)のドジャースは、きょう(日本時間31日)から、ナ・リーグ西地区のライバルであるダイヤモンド(D)バックスと敵地で首位攻防4連戦を行う。

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 30日現在、首位ドジャースに2位のDバックスが4ゲーム差と迫っているだけに、地区3連覇を狙うド軍にとっては正念場となる。

 史上初の「43ー43」(43本塁打ー43盗塁)に王手をかけ、前人未到「50ー50」を狙う大谷にとってDバックスは格好の相手だ。

 Dバックス投手陣はチーム防御率4.43(リーグ13位)ながら、チーム被本塁打138はリーグ最少3位タイ。本塁打量産はハードルが高いかもしれないが、機動力は存分に発揮しそうだ。

 Dバックスのチーム許盗塁数は79個。ロイヤルズの47個に次いで少ないものの、昨季、ナ・リーグ2位の盗塁阻止率.380をマークし、ゴールドグラブを受賞した正捕手のモレノが左内転筋の張りを訴えて6日に離脱。以降はザル状態で、9月中旬に復帰が見込まれるモレノに代わってマスクを被っているヘレーラ、カスティーヨの2人で実に27個もの盗塁を許している。16日からのレイズ3連戦ではカスティーヨ1人で9盗塁と走られ、3連敗を喫した。

 この2人は特に今回のドジャース4連戦で先発予定のゲーレン、ケリー、フォート、ロドリゲスとバッテリーを組んだ際に走られる傾向がある。盗塁阻止はバッテリーの共同作業だけに、メジャーを代表する捕手の1人であるモレノ不在の4連戦は大谷にとって盗塁を上積みする絶好のチャンスなのだ。

 大谷はDバックスに対して通算50打数16安打の打率.320、3本塁打、7打点。今季は32打数10安打の打率.313、1本塁打、4打点、3盗塁。7月3日には救援右腕マルティネスから27号2ランを放ち、メジャー通算500打点に到達した。

 大谷は相性のいいライバル球団を足でかき回してチームの首位固めに貢献できるか。

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 そんな大谷に、26年WBC出場辞退の可能性が浮上している。周囲は「大谷で連覇」とかまびすしいが、いったなぜなのか。大谷が「絶対に避けたいこと」とは何なのか。

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