レッドソックスの吉田正尚(C)ロイター/USA TODAY Sports

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レッドソックスの吉田正尚外野手は19日(日本時間20日)、敵地で行われたアストロズ戦の6回から代打で出場し、左翼スタンドへ今季9号を放った。
この日2打数1安打とした吉田の打率は.300。昨季は後半戦に調子を落とした吉田だが、2年目の今季は中盤以降の好調さが際立っている。

■代打起用に応える9号2ラン

吉田は代打起用された6回表、2死一塁の場面でテイラー・スコット投手の3球目の速球を捉えると、ボールは99.2マイル(約159.6キロ)のライナー性の当たりでホームランとなった。
吉田は週間MVPの候補にも挙がっていたが、惜しくも選出は逃した。それでも、7月は月間打率.333とすると、8月も.373で一気に3割を捉えた。アメリカのデータサイト『StatMuse』のMLB版は「過去2週間でマサタカ・ヨシダほど多くのヒットを記録した選手はいない」と言及し、46打数で21安打 (打率.457)のデータを報じている。
指名打者での起用となったメジャー2年目のシーズン、不調や故障に苦しんだ前半戦を経て、尻上がりに調子を上げてきた吉田。日本の安打製造機の終盤にかけての猛打には期待が高まる。