スケールも内容も規格外!ルーカスフィルムの展示ブース

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 現地時間9日、ディズニー最大のファンイベント「D23 2024」がアメリカ・カリフォルニア州のアナハイム・コンベンション・センターで開幕した。ルーカスフィルムは、『スター・ウォーズ』シリーズで使用されている最新の撮影技術「ステージクラフト」を引っ提げた巨大ブースを展開しており、会場には撮影と同じサイズの巨大LEDスクリーンが設置されている。

 「ステージクラフト」は、ドラマシリーズ「マンダロリアン」で初めて導入されたインダストリアル・ライト&マジック(ILM)の撮影技術。半円筒型の巨大なLEDスクリーンに背景映像が投影され、俳優たちはその映像をバックに、実際に組み立てられたセットで演技を披露する。無限の可能性を秘めた同技術は、マーベル映画『ソー:ラブ&サンダー』などでも使用されている。

 「D23」の展示ブースでは、ILMの重役によるプレゼンテーションが行われ、「ステージクラフト」を用いた撮影をファンの目の前で実演した。ドラマ「オビ=ワン・ケノービ」に登場した惑星ダイユーの背景を例に、カメラの動きや映像トリックを説明しながら、ストームトルーパーを使ったテスト撮影を披露。『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』で話題になったリアルすぎるハイパースペース演出を披露するサプライズもあり、詰めかけたファンから歓声が上がっていた。

 会期中は、ファンが実際に「ステージクラフト」を体験できるフォトセッションが随時実施される。LEDスクリーンの前に立ち、クレーンカメラに目線を合わせることで、実際に『スター・ウォーズ』作品に出演しているかのような臨場感を味わうことができる。撮影された映像はその場でVFXと合成され、映像データがお土産として入手できる。

 会場では、ジュード・ロウ主演の新ドラマシリーズ「スケルトン・クルー」に登場するドロイド&クリーチャーの立像が展示中。現地時間9日19時からは、ディズニー、ピクサー、ルーカスフィルム、マーベル・スタジオの新作映画&ドラマの最新情報が発表される「ディズニー・エンターテインメント・ショーケース」が予定されており、『スター・ウォーズ』も何かしらの発表があるようだ。(取材・文:編集部・倉本拓弥)