金メダルを祝う福原愛(本人のウェイボーより)

「金メダルを見せることはできないので、ピンポンマム(球状に咲く菊)をあげます!」

 7月31日、赤色のTシャツにルイ・ヴィトンのベルトをつけた福原愛が、中国のSNS「ウェイボー」で、流暢な中国語のメッセージを伝えた。

 福原は、パリ五輪で卓球種目初の金メダルを取得した王楚欽選手、孫頴莎選手ペアに「優勝おめでとう!」と祝福コメントを寄せ「うらやましい。私は最初の金も最後の金もなかった」と、“自虐ネタ”を放り込んだ。そして、冒頭の黄色の花を画面に差し出した。

「約1分の動画には、ほかにもシングルや団体に出る選手たちを鼓舞する言葉をかけ、冒頭の花をカメラに差し出しました。約170万回再生され、『愛ちゃんも金メダルを獲得した我が国の選手たちに劣らず有名です(本誌訳)』など、180件ほどの好意的なコメントが寄せられました。

『女性自身』の報道によると、東京五輪では1日100万円という高額なギャラでコメンテーターに起用された福原さんですが、パリ五輪では出演なし。代わりにというべきか、卓球界の後輩である石川佳純さんが、女子アナ顔負けのリポートをおこない、キャスターとしてうなぎ登りの評価を得ています」(芸能記者)

 実際に、Xでは石川と福原を比較する意見が多くあがっている。

《そりゃ石川佳純がいるならば福原愛は不要だろ》

石川佳純ちゃんの方がイメージいいもんな 芦田愛菜ちゃん的な》

《福原氏は家庭放棄のイメージで、メディアでは難しい。人気がある中国が生活拠点として良いのではないか。石川さんは結構勘所が良いのと天然系ボケも良い》

「子どものころから親しまれてきた、福原さんの不倫報道は日本社会に大きな衝撃を与えました。その後も日本ではイメージを回復することができず、今回の動画でも中国人選手のみに言及しており、日本人選手についてふれることはありませんでした。福原さんとしては、中国での人気を利用して、タレント復帰を目指しているのでしょう。今回の中国卓球界への必死の“自虐ゴマすり”もまさにそういう意図と思われます」

 だが、その道もなかなか険しい。

「一部には、いまでも福原さんを支持する中国人がいますが、不倫報道は中国国内でも広く知られています。不倫が発覚した芸能人への厳しい態度は、中国も同じ。多くの俳優や女優がそうしたスキャンダルを原因に、表舞台から去っています。実際、福原さんは2024年1月にネット上の通販番組『ライブコマース』に挑戦していますが、売り上げはわずか約49万円。“タレントパワー”の低下ぶりを示しました」(芸能記者)

 残っても、帰国しても「茨の道」だ。