BCNランキングの電子辞書部門で上半期No.1を獲得したカシオ計算機

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 全国の家電量販店やECショップで集計したPOSデータをもとに作成したデータベースで、いま売れているデジタル家電が正確に分かる「BCNランキング」では、毎年7月に上半期に最も売れたメーカーをデジタル家電の部門ごとに発表している。年間販売数No.1企業を称える「BCN AWARD 2025」(24年1〜12月集計値)の中間発表でもある。電子辞書部門で24年上半期(24年1〜6月)を制したNo.1メーカーのカシオ計算機に、上半期の振り返りと今後の意気込みを聞いた。

●すぐに起動し、教材を横断して調べられる点を評価



 「BCNランキング」の電子辞書部門で上半期No.1を獲得したカシオ計算機。上半期を振り返った感想は、「新入学シーズンで学生さんを中心に多くの方にご購入いただきました。エクスワードを使って授業を行っている学校の先生方からも、『すぐ起動して、教科を横断して総合的に調べられるのが本当に良い』とご意見をいただています」と述べる。

 今後の意気込みについては、「今後も学生向けに学習コンテンツの充実と、教育機器に特化したツールならではの使い勝手の良さを追及し、教育現場をサポートしてまいります。また、生活・歴史・語学などの教養が身につくコンテンツによりシニア層の需要も取り込んでいきたいと思います」と、学生だけでなくシニア需要の掘り起こしにも力を注ぐ。

●カシオ計算機のイチ推し製品は「XD-SX4920WE」



 下半期に向けたイチ推し製品は、高校生向けの英語・国語強化モデル「XD-SX4920WE」となる。

 推しのポイントについて「『徹底例解ロイヤル英文法 改訂新版』など6冊の英文法/総合英語学習書のほか、『リーダーズ英和辞典 第3版』『リーダーズ・プラス』や理数系学生のための英単語集『COCET 2600』などを収録し、よりハイレベルな英語学習をサポートします。国語では、広辞苑の最新版である第7版を収録しています。電子辞書への搭載はカシオのエクスワードのみとなります(24年6月現在)」と語る。

 理数系学生のための英単語集など、きめ細かなニーズへの対応や、最新版の広辞苑を搭載するといった最先端の取り組みが特徴の製品となっている。