やす子も錦鯉もバイきんぐも!SMA芸人がブレイクする伝説を作った常設劇場内雑貨店の「売り物」

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 女性芸人の域を脱して、マルチタレントとなったやす子。年始に日本テレビ系の昼の帯生情報番組「ヒルナンデス!」の木曜レギュラーメンバー、同局の「ぐるぐるナインティナイン」の人気企画「グルメチキンレース・ゴチになります!」のゴチレギュラーメンバーになって、バラエティ界を席巻中だ。

 やす子はSMA(ソニー・ミュージックアーティスツ)に所属。同社所属の芸人はこの数年間で、チャンピオンベルトのタイトルホルダーを多く輩出している。幕開けは、2012年。「キングオブコント」で、当時はまったく無名だったバイきんぐが奇跡の優勝。以降、小峠英二、西村瑞樹はそれぞれのフィールドで活躍しているのは周知の通りだ。

 16年にはハリウッドザコシショウ、翌17年にはアキラ100%が「R-1ぐらんぷり」(現「R-1グランプリ」)を制した。2人はくしくも、下半身以外を肌見せしているマッパ芸人。まさかの連覇は“チン事”と言ったところか。

 21年には、「M-1グランプリ」で錦鯉が優勝。当時、長谷川雅紀は50歳で渡辺隆は43歳。M-1初の50代キングが誕生した。

 SMAは、吉本興業ほどの規模と戸数ではないものの、東京・千川にBeachVという常設劇場を持っている。賞レース覇者も当然、みんなこの小さな劇場で腕を磨いていた。ザコシショウはド貧乏時代、控室に住んでいた。

 劇場はビルの地下1階だが、この1階には「Crape myrtle LABO」というパワーストーンとクリスタル関連の雑貨店がある。オープンしたのは10年。ここから強烈な力が発せられているのか、オープンしてから芸人が結果を残し始めた。“地下芸人”がどんどん地上に出てきたのだ。

「芸人の間では、トップバッターでバイきんぐが売れた時はミラクルムードに包まれていましたが、ザコシショウ、アキラが続いた時は、パワーストーンで劇場と芸人が浄化されていると都市伝説のように広まりました。錦鯉でメジャー賞レースを制圧し、ついに終わりと思った矢先にやす子が大ブレイク。今も店は継続しているため、次に売れるのは誰か。若手の士気が高まっているとか」(エンタメライター)

 番組ロケでさまぁ〜ずやくりぃむしちゅーの有田哲平、錦鯉も訪れている。数千円でブレスレットなどを購入できるため、今後は他事務所の芸人も飛びつきそうだ。

(北村ともこ)