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中国・上海にある日系の百貨店「伊勢丹」が30日、27年の歴史に幕を下ろしました。

中国では、ネット通販の拡大や消費の低迷などにより、百貨店の閉店が相次いでいます。

百貨店大手・三越伊勢丹ホールディングスは30日、上海にある店舗を閉店しました。閉店の理由については、「店舗の建物の賃貸契約が満了となるため、収益性や地域の事業環境を踏まえて判断した」としています。

この店は、中国で3つ目の店舗として1997年に開業し、2014年度に過去最高の売上高を計上しましたが、ここ数年は赤字が続いていたということです。

店員ら
「謝謝!(ありがとうございました)」

買い物客
「母親に連れられよく来た。上海ファッションの発信地という感じ」

買い物客
「(店は)上海の90年代から30年間の時代を象徴している」

地元メディアによりますと、中国では去年、21の百貨店が相次いで閉店を発表していて、背景には、ネット通販の拡大や消費者の節約志向などがあるとみられています。