2024年6月11日(火)に、Raspberry Piの開発企業が「Raspberry Pi Holdings plc」としてロンドン証券取引所に上場しました。

Raspberry Pi IPO - Raspberry Pi

https://www.raspberrypi.com/news/raspberry-pi-ipo/

RASPBERRY PI HOLDINGS PLC RPI Stock | London Stock Exchange

https://www.londonstockexchange.com/stock/RPI/raspberry-pi-holdings-plc/company-page

Raspberry Pi Holdings plc Announcement of Offer Price of 280 pence per share

https://polaris.brighterir.com/public/raspberry_pi/news/rns_header_widget/story/w946kdx

Raspberry Piシリーズは、CPUやメモリ、USBポート、無線コントローラーなどPCとして必要なパーツを1枚の基板に詰め込んだシングルボードコンピューターです。Raspberry Piは比較的簡単に扱えることや販売価格の安さからコンピューター愛好家や教育機関から注目を集めており、IoT機器の自作やプログラミング入門などの分野で活用されています。以下の記事では、2023年に登場したRaspberry Pi 5の詳細を確認可能です。

Raspberry Pi 5のGIGAZINEレビュー総まとめ「必要な電源」「クーラーは必須なのか」「OSインストール手順」「M.2 SSDを接続する方法」「RTC機能の詳細」などの疑問を解決できるレビューが盛りだくさん - GIGAZINE



Raspberry Piシリーズは、当初は慈善団体のRaspberry Pi財団によって設計や販売が実施されていましたが、2013年には開発および販売活動を担う子会社「Raspberry Pi (Trading) Ltd」が設立されました。Raspberry Pi (Trading) Ltdは2021年に株式上場を試みていたのですが、市場の不安定さなどが影響して計画を断念。その後、2024年1月にRaspberry Pi (Trading) Ltdが上場計画を再始動したことが報じられました。

Raspberry Piの開発企業が株式上場の準備を進めていることが判明 - GIGAZINE



2024年5月15日にはRaspberry Piがロンドン証券取引所への上場計画を正式に発表。そして、2024年6月11日に「Raspberry Pi Holdings plc」として同市場への上場を果たしました。ティッカーシンボルは「RPI」です。



Raspberry Pi Holdings plcの取引開始時の株価は1株当たり280ペンス(約560円)で、取引初日の終値は385ペンス(約771円)でした。Raspberry Pi Holdings plcの株式取引は記事作成時点ではグローバルオファリングに参加した投資家を対象に実施されており、一般向けの取引はロンドン時間の2024年6月14日8時に始まる予定です。