ソフトバンクが大規模AIデータセンター構築へ、シャープの堺工場を活用
ソフトバンクとシャープは、堺市にあるシャープの液晶パネル工場を活用した大規模なAIデータセンターの構築に向けて、基本合意書を締結したと発表した。
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シャープ堺工場内のデータセンター設置予定エリア(赤枠)/データセンター設置予定エリア内の液晶パネル工場外観
ソフトバンクは、シャープ堺工場の敷地面積全体の約6割にあたる約44万平方メートルの敷地と、延べ床面積約75万平方メートルの建物に、受電容量が約150メガワット規模のデータセンターを構築する。将来的には、受電容量が400メガワット超の規模まで拡大される見込み。
ソフトバンクが、シャープ堺工場の土地や建物、電源設備、冷却設備などを譲り受けることで、早期の構築が図られている。2024年秋ごろに着工し、2025年中に本格稼働する予定。
データセンターは、生成AIの開発およびその他のAI関連事業に活用されるほか、大学や研究機関、企業などにも提供される。また今後、クリーンエネルギーの活用も検討されるという。