歯車が嚙み合わないトッテナム。調子を取り戻せるか。(C)Getty Images

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 ノースロンドンダービーはいつだって熱戦だ。

 12月7日に開催されたプレミアリーグ第15節で、トッテナムはウェストハムとホームで対戦。開始11分でクリスティアン・ロメロが先制点を奪いながら、1−2でまたも痛恨の逆転負けを喫した。

 開幕10戦は無敗だったトッテナムだが、11節のチェルシー戦を1−4で落としてから、5戦未勝利(1分4敗)となった。ただ、いずれも序盤で先制には成功しており、5回連続で逃げ切りに失敗した形だ。

 データサイト『Opta』によれば、「各試合で1−0とリードしていたにもかかわらず、5戦未勝利」「各試合で1−0とリードしていたにもかかわらず、ホーム3連敗」はプレミアリーグ初の出来事となった。
【動画】どうしたトッテナム…ウェストハムにあまりに痛恨の逆転負け
 この不名誉な記録はファンの間で大きな話題になるなか、同じノースロンドンに本拠地を構える宿敵、アーセナルのレジェンドであるメスト・エジル氏も反応。今年3月に現役引退を表明した元ドイツ代表MFは、『Opta』の投稿を引用し、皮肉たっぷりにこう綴った。

「他に誰がこの記録を破れる? ボトルジョブFCが帰ってきた」

 また、同じくアーセナルOBのレイ・パーラー氏は、英メディア『talkSPORT』で「彼らは素晴らしいスタートを切った。だが、正直言って、スパーズは自分たちの場所に戻りつつある」と鋭く指摘した。

 アンジェ・ポステコグルー監督が率いるトッテナムは、一刻も早く調子を取り戻し、結果で周囲の雑音をかき消したいところだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部