今季からトッテナムを率いるポステコグルー監督。(C)Getty Images

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 思わぬ珍記録を生んでしまった。

 現地時間12月7日に開催されたプレミアリーグ第15節で、トッテナムはウェストハムとホームで対戦。開始11分でCKからクリスティアン・ロメロがヘッドで先制点を挙げるも、追加点を奪えずにいると、逆に2発を叩き込まれ、1−2で逆転負けを喫した。

 これでアンジェ・ポステコグルー監督が率いるトッテナムは、2人の退場者を出したチェルシー戦を1−4で落としてから、5戦未勝利(1分4敗)となった。痛恨なのは、いずれの試合も序盤で幸先良く先制しながら、勝点3を逃していることだ。

 データサイト『Opta』によれば、「各試合で1−0とリードしていたにもかかわらず、5戦未勝利」「各試合で1−0とリードしていたにもかかわらず、ホーム3連敗」はプレミアリーグ初の出来事となった。
【動画】どうしたトッテナム…ウェストハムにあまりに痛恨の逆転負け
 この事実を伝えた投稿には、嘆きや皮肉が殺到。次のようなコメントが続々と寄せられている。

「スパーズは10月にリーグ優勝して以来、本当に調子が悪い」
「真のスパーズが戻ってきた」
「トッテナムの歴史そのものだ」
「アンジェのフットボールは野心的だがあまりにリスキー」
「彼のスタイルにはゲームマネジメントが見られない」
「記録的なパフォーマンス、今月の最優秀監督に相応しい」
「彼らは常に良いエンターテインメントだ」

 ポステコグルー監督はウェストハム戦後、「どうすれば小さな呪縛から立ち直れるか?」と問われ、「代替案はない。あれが我々のゲームだ。自分たちを哀れんで、どこかに抱擁を求めても意味がない。状況を変える方法はただひとつ。日曜日にここに来て、良いフットボールをするだけでなく、チームとしての信念を示すパフォーマンスを見せることだ」と覚悟を示した。

 ニューカッスルをホームに迎える10日の日曜日、不名誉な記録をストップできるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部