PSGと仏代表で得点を量産してきたムバッペ photo/Getty Images

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18日に行われたEURO2024予選・ジブラルタル戦を14-0のスコアで制したフランス代表。この一戦ではFWキリアン・ムバッペがハットトリックを記録しており、これでムバッペのキャリア通算得点数は300に達した。

所属するパリ・サンジェルマン、フランス代表で得点を量産してきたムバッペはまだ24歳だが、この若さで300ゴールとは恐ろしい。リーグ・アンは複数回制し、得点王のタイトルも手にしてきた。代表では2018年のワールドカップ・ロシア大会を制しており、ここまでのキャリアに文句はつけられない。

次なるポイントは、『継続性』だ。データサイト『Opta』によると、24歳時点で300ゴール達成はリオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドも達成していない。

ただ、メッシとロナウドはここから年齢を重ねるとともに数字を伸ばしてきた。怪我で離脱した期間もほとんどなく、毎シーズンのように得点を量産してきたのだ。果たしてそれがムバッペにも出来るかどうか。

スペイン『Tribuna』もまだメッシ、ロナウドの領域は遠いと伝えており、メッシとロナウドはキャリア通算得点が800を超える。その領域にムバッペが達するには、10年はゴールを量産し続けなければならない。

「ムバッペの記録は実に素晴らしいものだが、問題は彼が長期的にこのレベルを維持できるかということだ。メッシやロナウドに追いつくには、ムバッペは今後11年ほどはシーズンごとに50ゴール近く決めなければならない。だが、これはごく少数の選ばれた者だけが達成できる驚異的な偉業だ」

メッシはインテル・マイアミ、ロナウドはアル・ナスルへ移籍した今も活躍を続けており、メッシは昨年のワールドカップ・カタール大会でアルゼンチン代表を優勝に導いてもいる。30代に入ってもまるで衰えなかったのが2人の凄いところだが、ムバッペはそこまで継続性を保てるか。