ドン・キホーテなどを展開するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)は、オリジナル電子マネー「majica」(マジカ)の公式アプリに、新機能「マジボイス」を導入するなどの取り組みを発表した。導入時期は2023年11月末ごろ。

「マジボイス」が目指すもの

「majica」は、同社が2014年3月にサービスを開始した独自の電子マネー。ドン・キホーテ系列店舗のほか、長崎屋、ピアゴ、アピタ、ピカソ、ユーストアといったmajica加盟店で、1ポイント1円として買い物に利用できる。公式アプリの会員数は約1,300万。

「majica」の新機能「マジボイス」は、アプリ会員限定の新しい取り組み。主要コンテンツとして、「正直レビュー」と「おしえて掲示板」の2つを提供する。

「正直レビュー」は、プライベートブランド「情熱価格」だけでなく、メーカー商品を含め、購入した商品について「いいよ!」と「ビミョー」の2択で評価したり、コメントできたりするコンテンツ。アプリ会員は商品の評価がひと目でわかり、納得感ある購入をサポートする仕組みだ。

「教えて掲示板」は、アプリ会員がよく使う店舗への気づきや、商品の使い方に関するアイデアなどを自由に投稿できるコミュニティ型コンテンツ。利用者同士の情報交換に活用して欲しいとする。

マジボイスの仕組み





「正直レビュー」の画面イメージ





「おしえて掲示板」の画面イメージ

「正直レビュー」と「おしえて掲示板」を通して届いた利用者の声は、新たに設置する「マジボイス実現委員会」が吸い上げ、店舗のサービスや商品改善につなげていく考えだ。

また、「マジボイス」に関連した新しい取り組みとして、11月2日から「マジ価格」もスタートする。マジ価格はマジボイスで高評価を得た「みんなが欲しい商品」を安く提供するもの。開始当初は人気商品を会員限定価格で販売する予定だといい、詳細は別途案内するという。